Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

サンシャインにコツメが帰ってきたよ!のつづき

[ Continuing report of the otter exhibit return at Sunshine Aquarium. ]

130303_01
もう、いろんなテーマが「つづく」になってて申し訳ない。サンシャイン水族館のコツメ展示復活を見に行ったのも、話の途中でした。



130303_02
鼻の下に、縦に2本の黒い毛がある方がメスのシュリでしたね。

前回と写真の現像パラメータを変えたため、色がちょっと違ってしまってる。サンシャインのコツメ展示は、かなり強烈にガラスの影響を受けてるので、ガラスの色を抜く方に振ってみました。でもガラス面の反射によるコントラスト低下はどうにもならず、さらに日が傾くとともに感度をどんどん上げていることもあって、全体的に粉っぽい写真になってしまってる。

ところで先日のカワウソ講座で、野生のコツメはしっぽが細いのではないか、という話が出て以来、飼育コツメのしっぽを見ると、もうどいつもこいつも太く感じるようになってしまったw


130303_03
シュリは目がでかいねー。


130303_04
必ず、こういった植栽ものはコツメの餌食になります。


130303_05
しら〜ん


130303_06
で、前回、2頭がこの謎の箱のカギのかかったフタをいじっていたわけだが、コツメには実にありがちな話なんだけど・・・カギが開いてしまったw


130303_07
そうなるかな、と思ったらやっぱりそういう展開かい。


130303_08
そこ、何が入ってんの?


130303_09
キーパーさんにおこられるよ。


130303_10
がらがらがっしゃーん


130303_11
フタ、待てー


130303_12
フタを持って、


130303_13
元通りにしようとしますが、


130303_14
そんなことができるわけはありませんw


130303_15
いぇい!

以上、シュリ。




そのころマスオは・・・

130303_16
木の表面に毛皮をごーしごーし。


130303_17
むはっ


130303_18
男を磨いておりました。


130303_19
やっぱりシュリは目がでかい。


130303_20
どんどん暗くなって、本日の撮影はおしまい!


サンシャインにコツメが帰ってきたよ!

[ Congrats! The otter exhibit has just returned to Sunshine Aquarium in downtown Tokyo today! ]

130222_01
サンシャイン水族館にコツメカワウソ展示が戻ってきました!


サンシャイン水族館がリニューアルされたのはもう一昨年のことになるのだけど、例のアシカのぐるぐる水槽が登場したおかげでカワウソの展示がすっ飛ばされてしまった。それでちょいイヤミ〜な記事を書いたのが約1年ちょい前のこと。「サンシャイン水族館 カワウソ」でググるとこの記事がトップに出てくるんだわすいませんねw


Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | 池袋カワウソ・出して出して!


その後、どういう動きがあったのか知りませんが、このたびめでたくコツメカワウソの展示が復活し、今日(2013年2月22日)、正式にオープンとなったので、さっそく様子を見てきたよ。




130222_02
お待たせ〜


130222_03
ま、こんな感じなんで見てって


130222_04
前の展示より、水場が広くていろいろあるでしょ?


130222_05
外から見るとこんな。場所はケープペンギンの向かい。


130222_06
で、展示メンバーはシュリと、


130222_07
マスオ。


あるいは逆だったりしてw
わたしの個体識別はけっこういい加減、という定評があります。


130222_08
なにしろ公式資料はこれだけです。
これも実は展示の前に掲示されているものではなくて、サンシャインの地下の変なところにあった。おいおいw


130222_09
ま、とにかく復活したのであまり細かいことは気にしません。個体紹介なんかはぼちぼち整備したらいいんだわ。


130222_10
アクティブなおとなりさん。ミナミコアリクイのこうめちゃん。


130222_11
もうすぐ1歳。


130222_12
売り物のぐるぐる水槽ですが、実につまらなそうに撮ってしまって申し訳ない。わたしはここにカワウソを入れてみたいと、ずっと思っているんです。


130222_13
ラッコにごあいさつ。ミールさんだけになっちゃったけど。


130222_14
今となっては貴重なロシア亜種。いや、もはや飼育ラッコすべてが貴重なわけだけど・・・


130222_15
おかえんなさーい


130222_16
このウッドデッキはなかなかいいですね! コツメは走らせないと。


130222_17
ん?仲よく何かをいじってます。


130222_18
あ、きみたち!ちょっとそこって・・・




つづく・・・

池袋カワウソ・出して出して!

120130_01
東京の都市型水族館といえば、池袋のサンシャイン水族館。以前は「サンシャイン国際水族館」って言いました。みなさんご存知のとおり、昨年リニューアルしたときに「国際」が取れちゃって、それと同時にコツメカワウソの展示も取れちゃった、という実に残念な展開になっている。あーあ。

今回はカワウソが展示されていた当時の写真を見てみよう。撮影は2009年9月。


120130_02
いらっしゃーい。


120130_03
この日は1頭だけの展示であった。


120130_04
ひたいのヒゲが触覚みたい。


120130_05
びゃ。


120130_06
びゃー。


120130_09
今はなきカワウソ展示場、カワウソビレッジの全景。ペンギンビーチと背中合わせみたいになってて、巣穴が後ろから覗けるドキドキトンネル、というのがあった。よく見えなかったけど。


120130_07
ご覧のとおりの雨の日。実はそれが幸いしてて、これだけ撮れている。晴れてたらガラスへの写り込みはこんなもんじゃ済まない・・・などと書いても、もうこの展示は存在しないんだから無意味。


120130_08
あご乗せー。


120130_11
お食事タイム(ペレット)。


120130_10
右手に転がってるのは共生してたリスザルのえさか。


120130_12
リスザルが下に降りてきた。写り込みみたいに見えますが、ちゃんと中にいます。しかし中南米にいるリスザルと、東南アジアにいるコツメが共生しているのって、意味的にもちょっと微妙だった。


120130_13
そろそろ昼寝すっかな。


120130_14
お気に入り?のボロトレーナーにくるまって寝ます。


120130_15
と思ったけど、こんないい天気(雨)の日はカワウソ的には昼寝するのがもったいないわけで。


120130_16
もうひとっぱしり上まで上ろうかね。


120130_17
で、岩をかけ上がるとこんな金網に出ます。カワウソの声が直接聞こえるので、これはこれでよかった。もっとも写真写りはイマイチだが。


さて、サンシャインには国際時代からの3頭と、その後おたる水族館から移動してきた1頭が今も飼育されているみたいなんだけど、この先どうやって展示するつもりなのだろうか。「コツメはスタッフをなごませるために飼育されているのでは?」なんて皮肉なウワサも一部でささやかれているぐらいなので、これ以上悪いウワサwになる前に、ぜひまた出していただきたいものです。みんな待ってますよ!

おやすみ前にこの一冊・・・
160px_kawauso_book
東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索
Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

 Biography + Bibliography
(展覧会と各種掲載リスト)


 Floodgates

 Twitter : otterhaus
 Facebook : otterhaus
 Tumblr : otterhaus
 Tumblr : otterhausanbau
 Flickr : Otterhaus

* 依然として記事の内容に無関係なスパム的書き込みが多いため、各記事に対する新規コメントは現在、受け付けておりません。ご連絡はFacebook、Twitterをご利用いただければ幸いです。


キュイキュイ書房
カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス) [コミック]

こやまけいこ
芳文社
2014-10-16


酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り
旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
旭酒造


世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
Otters of the World


ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
カワウソ No.3320 [おもちゃ&ホビー]


フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
Schleich シュライヒ カワウソ
Schleich シュライヒ カワウソ


かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)


かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)


かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
かわうそ3きょうだい (えほんひろば)


空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)


ぼく、およげないの
ぼく、およげないの


ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学


Otter (Animal)
Otter (Animal)


Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)


カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))


The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother


椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海


ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)


河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅

・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


Das Otterhaus 【カワウソ舎】