Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

新札幌カワウソ・三姉妹で営業中

[ Three ASCO sisters are exhibited at Sunpiazza Aquarium in Sapporo, northern Japan. They have special daily events. Visitors can touch otter's paw by an acrylic pipe attached through a glass. This device uses the otter's behavior that they always put their paw into narrow space to find foods.]

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サンピアザ水族館のコツメカワウソ、ブログに登場するのはかなり久しぶりになります。毎年少なくとも1回、札幌に行くたびに寄らせてもらってはいるのですが、特に大きな変化もなく安定した展示が続いておりまして、記事になりにくくてですね、気が付いたらもう3年ぐらい書いてませんでした。


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現在6頭が在籍中と思いますが、いま展示に出ているのは2011年7月生まれのララ、ミミ、ハナの三姉妹。同腹の中で唯一のオス、サンは円山動物園に移動して繁殖に活躍中です。


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その円山に行ったサンそっくりなのが、ミミ(と思われます)。お父さんのゲンキにもよく似ています。とべのピアやおさかな館のノンもこの系統の顔。


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で、こっちがララ(と思われます)。


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ララ(右)はミミとほぼ同じ大きさですが、ひとまわりでかく育ったのが左のハナ。


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ハナは、顔もちょっと抜け目のない感じです。


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夕方のお掃除が終わると、夕方の握手タイムになります。毎日3回も行われる、おそらく世界でいちばん高頻度なコツメ握手イベント。


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どう?


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ちょうだいっ!


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んぐぐぐぐ・・・


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そりゃっ!


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はい交代。


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どれどれ?


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あれ?


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もしもーし!


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これ直接たべたい。


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ハナは、握手なんかやってらんない、はやくくれ、という態度です。


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ミミは律義にパイプから手を出してます。


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ぐわあ〜


長年、握手パイプを利用したコツメふれあいイベントを見てきましたが、だんだんカワウソが飽きてきたり、行動が崩れてきて握手にならなかったりする、という例も見受けられるようになってきました。しかし、あの飽きっぽいコツメにしてはよくぞこれだけ長続きしているもんだなあ、とも思います。担当さんの「あしらい方」にかかっているようではありますね。


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終わったらごはん。


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時間の経過を表わすひとコマ。



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体の大きなハナ(右)が、ミミ(左)とララの毛引きをしているらしく、ミミララはちょうど首のあたりの毛が薄くなってて、フェレットみたいに見えます。


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モモ母さんから毛引きの術を受け継いでしまったらしい。


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ではまた!



次回は、円山のサン一家の様子を見てみましょう。

新札幌カワウソ・貸切コツメ握手会♪

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毎度おなじみ、新札幌サンピアザ水族館のコツメファミリー。札幌に来たときは必ず寄ることにしてます。前回↓は今年の2月でした。

Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | 札幌カワウソ・目でかっ!


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よっしゃ、握手会やるよっ!


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気合い入りまくってますが、


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平日の夕方なので、お客さんはわたしだけなんです。


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それでも関係なくやっぱり握手したそうだったので、わたし、しまくりましたw。貸切でカワウソ握手会。あまりのぜいたくさに気絶しそうです。


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握手会がおわったらごはん。ペレットなんで給水も必要だね。


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給水〜♪

しかしまあ、あいかわらずみんな、毛引かれてんなあ。



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犯人の毛引き虫(モモママ)。


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子どもたちの毛を好きなだけガジガジしたあとは、すましています。


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せっせと水を飲んでたこの子は「目でかっ!」のミミちゃんでしょうか?(ゲンのような気もする) 小さいくせにやたらと活発に動き回ってて、4本の足を均等に突っ張ったままジャンプ〜着地する姿が何とも面白い。


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サンとハナ、かなあ?

去年生まれの4頭ですが、サンとハナはもうおとなサイズで、ララとミミがその前年の子のゲンと同じようにちっちゃい。ちっちゃい3頭はこれまたすばしっこいので識別が困難。わたしはお手上げです。


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ドンゴロ団らんタイム。

・・・これだけだと何の変化もないようですが、実はひとつ、変化がありました。2009年生まれのメイ(メメ、ダイと同腹)が別室送りとなってました。はじかれてしまったようです。ということは近いうちに移動の可能性がありますよ。要注目〜。

札幌カワウソ・目でかっ!

[ Sunpiazza Aquarium lies in a terminal shopping building in Sapporo. They keep eight small-clawed otter now. The exhibit is not so large, but the otter pair have bred well. They produced twelve offsprings in aggregate until last year! ]

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やややっ、きみはだれだ?


札幌に来たら必ずあいさつに行かねばならんのが、ナナちゃんの実家であるサンピアザ水族館


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2011年7月25日に生まれた4頭とは今回、初顔合わせなんだけど、こりゃまた個性的な子が生まれたもんだw。


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名前はこんな。

この写真だけで個体識別ができるほど人生甘くないわけですが、冒頭の子はどうやらミミちゃんのようですね。目がでかいのと、体は4頭のうちで一番小さい、というキーパーさん情報からの総合判断だ。間違ってたらすまん。


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他のちびたちは、ちょっとわからん。


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ちびと言ってももう7か月なので、わかうそなんだけど、みんなちょっと小さめだ。


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ずるずり〜ん。


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えっへん。


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すでにお気付きとは思うけど、今回の子たちもまたみんな、実にきれいに毛引きされてます。


去年のちょうど今ごろはというと・・・まったく同じ状況w。
Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | 札幌カワウソ・握手会はおおさわぎ!



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こちらが毛引きの犯人、お母さんのモモ。


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モモは簡単に識別できます。毛引きがまったくない唯一のカワウソがモモなので。


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自分だけきれいな毛皮でずるいぞ!


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右=モモ。左=ゲンキ父ちゃん。父ちゃんは腰から下だけ毛引きされてます。


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いわゆる「サンピアザ顔」を決定する主要な要素はゲンキなんだよなあ。


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ゲンキはモモより一回り小さく、毛の色も明るめ。あと目が特徴的かな。


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ここで練習問題。モモとゲンキはどーれ?(答えはさいご)


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こちらはメイ。2009年生まれの3頭(メイ、メメ、ダイ)のうち、実家に残った1頭。メメはのいちに嫁入り、ダイはおたるに婿入り、ってのはみなさんご存知のとおりです。


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そして、ゲン。2010年生まれの3頭(ゲン、ノン、ピア)のうち、実家に残った1頭。ノンはおさかな館、ピアはとべに行ってます。ゲンは3頭のうちでもとりわけ成長が遅かったんだけど(去年のエントリ参照)、元気に育ってました。でも2011年生まれのサンとハナに抜かされてしまったそうな。


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恒例のカワウソふれあいタイム。日本一頻度が高い(毎日3回)コツメ握手会。


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札幌に住んでて、たとえば新札幌に仕事場があって、年パス持ってたら毎日カワウソと握手ができるわけです。冷静に考えてみると、これはすごい!


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握手会は基本的に若者ががんばりますが、


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ときおりちびどもを押しのけてこの方が。


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モモは最強ですね!


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サンピアザの建物からJR新札幌に抜ける通路にぽつねんとあったポスター。いつから貼りっぱなしなんでしょw。でもこのままずっと貼っといてください。


あ、練習問題のこたえ。モモ=左奥。ゲンキ=左手前。簡単すぎた?
ちなみに右はメイ。その後ろの小さいのはゲンかなあ?

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

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酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

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世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
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フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
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かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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ぼく、およげないの
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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Otter (Animal)
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Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
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みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


Das Otterhaus 【カワウソ舎】