Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

アルザスカワウソ

[ NaturOparC (Hunawihr, France) used to be called Centre de Reintroduction until several years ago. White storks and Eurasian otters are exhibited in the beautiful park there. ]

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フランス東部のアルザス地方、ユナヴィールというところにあるNaturOparCのユーラシアカワウソです。

NaturOparC って変なとこで大文字になってて何だこりゃ、と思いましたが、要するにナチュラルなパークってことですね。ナテュロパルク、って発音するのかしらん。「テュ」が言えないぞテュ。


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いらっしゃい。

アルザスの美しい村のひとつであるユナヴィールのはずれにある、それほど大きくない公園、と思ってください。


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こんな感じです。カワウソとコウノトリ(シュバシコウ:White stork)がメインで、あとは水鳥とか小動物。いわゆる動物園ではないので、当然のことながら展示は地味めです。


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実はここ、何年か前まで Centre de reintroduction という名前でした。シュバシコウとユーラシアカワウソの再導入センターだったわけです。カワウソは足跡だけ、ってことからわかるように、シュバシコウがメインということですかねこれは。


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というわけで、シュバシコウ様はもういっぱいおります。


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カワウソ横断注意の標識と、人工巣穴のサンプルのようです。


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で、その先にカワウソ展示があります。


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広いプールですね。


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お、さっそく出ました。


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あんただれ


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観察デッキの下は洞窟風。水中観察窓が並んでいます。


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奥には巣穴が覗けるようになっていました。さっきまで泳いでたのにもう寝とるんかい!


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起こさないでね!


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観察デッキ上には展示物がいろいろ。これは調査グッズとかそういう関係のもの。全部フランス語なのでお手上げですが、まあブツ見たらわかります。



・・・



さて、ナテュロパルクの呼び物がこちら。スペクタクル!!!

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要するにショーの類なのですが、カワウ、カワウソ、フンボルトペンギン、オタリアが出てきます。これらの動物が「いかに魚を捕食するか」に特化したプレゼンテーションです。


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実際の順番は無視していきなりカワウソからお見せしましょう。
生きた魚投入、と同時に飛び込みました。


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何の障害物もないシンプルなプールなので、


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そりゃもう、すぐにキャッチしますわね。


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でもってもう1匹。


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食べながら泳いで戻ってきます。


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こちらはカワウとウナギ。
アクションの派手さで言ったらこっちの方が上なので、なかなかウケてました。


・・・


さきほどのカワウソ展示場では、公開トレーニングがあります。

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メディカルトレーニング、とありますね。


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棒のターゲットとクリッカーを使っていました。


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よっしゃ、仕事終わり〜


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む?


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うおりゃー


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ほいほい〜


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お、来たな


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バトルじゃ!


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というわけで、なんとも不思議な公園でした。ここはアルザスのブドウ畑の中の宿などに逗留しつつ、ゆったり来るのがよさそうです。


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おみやげはこちら!
カワウソ国の0ユーロ札、人間用の2ユーロで交換できます。


おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

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世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

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フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
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かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
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空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
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ぼく、およげないの
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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Otter (Animal)
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Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
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みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


Das Otterhaus 【カワウソ舎】