Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

スーパーアイドル、カエデちゃん・その1

[ Morioka Zoological Park is closed during winter every year. So they hold only two days special open program in the season. Despite little snow remains, visitors enjoyed animals' winter behavior this year too. Among other things, many otter fans gathered for this program. Because Morioka is the one of only two zoos where keep NARO in Japan. ]

160215_01
カナダカワウソ、カエデちゃん。
盛岡市動物公園の冬季臨時開園に行ってきました。冬は実に4年ぶりです。


160215_02
今年の盛岡は雪が少ないらしい。


160215_03
でも、白くなる動物たちは、しっかり白くなっています。


160215_04
こちらも顔だけ白くなってますよ。


160215_05
冬毛でもっふもふ♪


160215_06
放飼場に残る雪も、何かどろんどろんですね。


160215_07
はい、お待たせしましたカエデちゃんです。久しぶりです。


160215_08
ほりほりほりほり・・・


160215_09
つくづく冬の動物ですなあ。


160215_10
ところでカエデちゃんは今や、すっかり人気者です。うしろにはカメラの放列ができています。盛岡の冬季開園は、全国からカワウソファンが集結するイベントになっていました。すごいです!


参考まで、単なるアイドルだった頃のカエデちゃん(2012年)をどうぞ。
Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | 盛岡カワウソ・カエデはアイドル



というわけでスーパーアイドルのところが満員御礼状態なので、先に園内を一回りしてきます。

160215_11
にこにこマオちゃん。


160215_12
アフリカ動物のくせに見るからに冬毛になっているシタツンガ軍団。


160215_13
リンゴとユズ母ちゃん。


2年半も来ないと、いろいろ変化があります。いろいろ。



・・・



160215_14
さて、スーパーアイドルはごはんタイムです。冬は園の公式イベントでないところが残念ですが。


160215_15
こっちこっち〜


160215_16
はいどうぞ!


160215_17
ここで画面の後ろから、大量のシャッター連写音が降り注ぐと思ってください。記者会見とか、アイドル撮影会を思い浮かべていただければ、かなり近いです。


160215_18
秘技!スノースライディング!
別に秘技でも何でもなくて、カナダカワウソの習性ですが、ファンの皆さんから歓声が上がります。


160215_19
いきま〜す♪


160215_20
ずずず〜っ


160215_21
ずざ〜っ


160215_22
このように、ちょっとした距離でもおなかで滑るわけです。雪上や氷上を歩くのがめんどくさいからというのもあるんでしょうけど、半分は遊びなのではないかと考えられます。


160215_23
スーパーアイドルはすべてのカメラに目線が行くように気を使います(たぶん)。


160215_24
カエデちゃん、すっかり貫禄が出てきましたね!



エメン動物園の途中ですが、もう1回、つづきます。

帯広どうぶつ・がんばるシャンディさん

[ Continuing report of Obihiro Zoo. Some animals are suitable for this cold weather, and some are otherwise. ]

150307_01
おびひろ動物園のチャップマンシマウマ、シャンディさん。


150307_02
前回と前々回にご覧いただいた通り、


150307_03
お子様メープルくんがいるためにキリンは早く収容されてましたが、


150307_04
寒冷地超ベテランのシャンディさんは閉園まで営業です。


150307_05
「キリンいな〜い」というお客さんの身勝手な声をはねのけ、ひとりでキリン放飼場を守ります。


150307_06
寒い風景が似合うみなさん。


150307_07
こっちの方々はもっと似合います、というかこのぐらいが適温か。いや、0度前後だとむしろ暑いぐらいかも。

アザラシプール、昨年まで冬季は凍結対策で水を抜いてましたが、今年は循環ポンプを入れてもらったそうです。冬も泳げるようになってよかったね。


150307_08
誰か来たぞ!


150307_09
去年、釧路から来たヤマト。


150307_10
多摩出身のマオさん。


150307_11
いい感じで雪に埋もれています。

実はわたし、おびひろ動物園に何度か寄らせてもらってますが、冬季開園のときにしか来たことがありません。さすがに一度は雪のない状態を撮らせてもらわんといかんですなあ。


150307_12
そんなわけで、2日目。

前回ご覧いただいた通り、風が吹くと地表の雪が盛大に巻き上がります。



こういう天気だと、こちらのみなさんはむしろ盛り上がります。

150307_13
イコロ兄さん。


150307_14
アイラさん。


150307_15
も〜、何とも気持ちよさそう!


150307_16
54歳のナナさんも元気そうにしてました。


150307_17
営業時間は短いですけど。


150307_18
そして、今日のシャンディさん。


150307_19
キリン収容後、またひとりでがんばりなさい状態に。


150307_20
なんのなんの


150307_21
ひしょ〜っ!


150307_22
もうすぐ午後2時、閉園のお時間です。


150307_23
またね〜!


150307_24
そして最後は例の牛舎みたいなゾウ舎で、ナナさんと語る楽しいひととき。


キリン・ペンギン・ニホンザル

[ Kumamoto City Zoological & Botanical Gardens opened its new Japanese macaque's exhibit last year. ]

140708_01
熊本市動植物園がつづきます。マサイキリンのリキ。


140708_02
キリンの頭上を、というか目先をモノレールが行きます。


140708_03
リキは人工哺育個体なのだそうです。たしかに人なつこい。


140708_04
接客に余念がないリキと、遠くでおしり向けてるランさん。


140708_05
リキはとにかく愛想がよくて、いろんなことを目の前でやってくれます。


140708_06
じー・・・


140708_07
もう1頭のメス、小春さんがそれをうしろから見てます。


140708_08
小春さん、なかなかの美リンですね!


140708_09
マリー(左)&エリ(右)。


140708_10
このおふたりも営業熱心。


140708_11
単にわたしの存在があやしいってか。


140708_12
前回訪ねたときは工事中だった、新ペンギンエリア。


140708_13
もちろん新時代のフンボルト展示なので、緑がいっぱいです。


140708_14
裏に回ると水中も見えます。


140708_15
隣はカピバラ。


140708_16
そしてその先に、2013年10月オープンの画期的な新ニホンザル展示があります。


140708_17
国内初のニホンザル生息環境展示ですが、ビューポイントが2か所ありまして、こちらは奥山エリア。


140708_18
ついに、日本のニホンザル展示が擬岩による「サル山」型を脱する日が来たんですねー。


140708_19
なんだか「サル山」で見るのとは、別の動物に見えます。


140708_20
この2枚はネット越しの撮影ですが、金網ではないのでレンズ通りはいいです。レンズ通り、って何だ?


140708_21
こちらが反対側のビューポイント、里山エリア。


140708_22
田んぼがあります。サルはここまでは出てこれません。


140708_23
サルよけの缶なども。こういった小道具を使って、実際の生息地の様子を表現する手法です。


140708_24
きわめつけはこれ。相良村(生息地。ここの群れはかつて相良村で捕獲されたのだそうな)の土地境界票とバス停。もらってきちゃったんですかね。

おやすみ前にこの一冊・・・
160px_kawauso_book
東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索
Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

 Biography + Bibliography
(展覧会と各種掲載リスト)


 Floodgates

 Twitter : otterhaus
 Facebook : otterhaus
 Tumblr : otterhaus
 Tumblr : otterhausanbau
 Flickr : Otterhaus

* 依然として記事の内容に無関係なスパム的書き込みが多いため、各記事に対する新規コメントは現在、受け付けておりません。ご連絡はFacebook、Twitterをご利用いただければ幸いです。


キュイキュイ書房
カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス) [コミック]

こやまけいこ
芳文社
2014-10-16


酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り
旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
旭酒造


世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
Otters of the World


ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
カワウソ No.3320 [おもちゃ&ホビー]


フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
Schleich シュライヒ カワウソ
Schleich シュライヒ カワウソ


かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)


かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)


かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
かわうそ3きょうだい (えほんひろば)


空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)


ぼく、およげないの
ぼく、およげないの


ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学


Otter (Animal)
Otter (Animal)


Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)


カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))


The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother


椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海


ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)


河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅

・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


Das Otterhaus 【カワウソ舎】