Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

名古屋港水族館に坂巻さんのお仕事を見に行く

[ I visited Port of Nagoya Public Aquarium to see the works of exhibition designer Masuo Sakamaki. His works around aquariums and zoos are unique and exellent. They have exquisite adjustment of viewpoint and some fine inventions. By the way, this aquarium's features are Beluga whale, penguins of polar region, Sea turtles and Orca. ]

150314_01
名古屋港水族館のヒゲペンギン。


150314_02
ぶったまげる園児たちに興味津々なベルーガ。


150314_03
ベルーガのトレーニング。まずは検温ですね。


150314_04
ちょうだい


150314_05
たりない


150314_06
指示見えてる?


150314_07
ちゃんとやってますよー


150314_08
またね〜


さて、以前から生態展示造形デザイナー(ってお呼びしていいのかな?)の坂巻さんのお仕事が気になっているので、少しずつではありますが意識して回ってみようと思っておるわけです。

Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | 八木山のアフリカ2・キリンにサイに

そう、あの八木山のアフリカ平原を設計された坂巻加夫さん。

名古屋港水族館は1991年の開館時と、2001年の2期(つまり北館)の両方にかかわっていらっしゃる。そんなわけで、今回はじめて名古屋港水族館にやって来ました。


150314_09
で、このベルーガ展示(オーロラの海)が実に、というかおそらく坂巻作品だなあ、と気付く。どこかに書いてあったりするわけじゃないですからね。


150314_10
ホッキョクグマの巣穴なんかも作ってあります。植物の植わり方とかいろいろ細かいのだ。手押しポンプでプールの水を汲んで触れられたり、とかも(←壊れてました)。


150314_11
オーロラの海を出てスタジアム方向へ。


150314_12
客席から見たメインのイルカプールですが、後の壁面(と、大型スクリーン)に注目してください。みごとな柱状節理です。高さはそれほどでもないですが、広くスタジアムのステージ背景を形成しています。


150314_13
その柱状節理の擬岩の中は、切り通しみたいになってて、歩くことができます。

歩いていくと、「北の海の豊かな生態系」の説明板が見えてきます。その手前の壁面に注目。


150314_14
ウミガラスの模型があって、ブック型の説明パネルがあって、その下に卵の模型も置かれています。

ウミガラスは巣を作らず、岩の上にいきなり卵を産み付けるそうです。それでも転がらないのは、卵の形状のためで、尖った部分を中心にして小さく円を描くように転がるので、ころころとどっか行ってしまうことがない。なるほど。

こういう、あまり人通りのないようなところの細かい展示を見つけたりするのも、楽しい。


150314_15
南館へ。ウミガメ回遊水槽。


150314_16
産卵用の人工砂浜があります。


150314_17
昨年8月に孵化したアカウミガメが。

写真は載せませんが、水族館の隣にある「カメ類繁殖研究施設」には、同じ日に生まれた子ガメがいっぱいいました。


150314_18
その先、ペンギン水槽。


150314_19
ぼよよ〜ん


150314_20
ヒゲにアデリー、エンペラー。


150314_21
これらのレアペングループと、


150314_22
わりとよく会うジェンツーグループが、仲よく同居しています。


150314_23
冬の間、ジェンツーたちはおさんぽの仕事があります。


150314_24
ヒモに興味がございます。巣材にいいかも。


150314_25
ここまで歩いては来たものの、ここから先どうしたもんだか。


150314_26
テープに興味がございます。巣材にいかがでしょう。


150314_27
おっ!


150314_28
こんなところでディスプレイですか。


150314_29
ふぃ〜


150314_30
しかし、こんなでかいのがジャンプしていいのか!

  • Posted by jsato
  • TB(0)
  • 13:16 | Edit

おやすみ前にこの一冊・・・
160px_kawauso_book
東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索
Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

 Biography + Bibliography
(展覧会と各種掲載リスト)


 Floodgates

 Twitter : otterhaus
 Facebook : otterhaus
 Tumblr : otterhaus
 Tumblr : otterhausanbau
 Flickr : Otterhaus

 メールはこちら

* 依然として記事の内容に無関係なスパム的書き込みが多いため、各記事に対する新規コメントは現在、受け付けておりません。ご連絡は上のメールフォームから、公開ツッコミなどはFacebook、Twitterをご利用いただければ幸いです。


キュイキュイ書房
カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス) [コミック]

こやまけいこ
芳文社
2014-10-16


酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り
旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
旭酒造


世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
Otters of the World


ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
カワウソ No.3320 [おもちゃ&ホビー]


フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
Schleich シュライヒ カワウソ
Schleich シュライヒ カワウソ


かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)


かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)


かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
かわうそ3きょうだい (えほんひろば)


空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)


ぼく、およげないの
ぼく、およげないの


ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学


Otter (Animal)
Otter (Animal)


Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)


カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))


The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother


椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海


ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)


河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅

・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


  • ライブドアブログ
Das Otterhaus 【カワウソ舎】