Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

ブライドープ動物園・その2

[ Continuing report of Diergaarde Blijdorp. This time, let's take a look at Polar bear's rearing mainly. ]

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オランダのブライドープ動物園がつづきます。写真はキイロマングース(イエローマングース)。


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緑の中にいるせいか、小型のキツネに見えます。


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ドイツ語、オランダ語ではキツネマングースと表わされる通り、シママングースやコビトマングースとはかなり雰囲気が違います。生息環境はもっと乾燥している場所のようですが、こんな緑の中にいても違和感はないような。


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ビクーニャ来た!

うしろのドームはAMAZONICAと呼ばれる展示。


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中はこんな。哺乳類はいませんが、舞い飛ぶ多くの蝶が見事でした。



どんどん進みます。

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お!


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どてっ


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まけたー


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うーん・・・


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お子様2頭が何かを取り合ってます。まだ先かと思ってたホッキョクグマ展示が、すでに遠くに見えるのでした。


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ここから室内展示場ですが、外で遊んでいるので、抜けてメインの視点場へ。


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こんな感じです。広いです。鳥の下に親子3頭がいるのが見えますか?



では、アップで!

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鳥?、狩ったの?


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みせなさい


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いやじゃー


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ずりずり・・・


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ぶっちん


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ぜえぜえ



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ふぃ〜


2頭はかわいい盛りをちょっと過ぎてるような気もしますが、アクティブに動き回って楽しませてくれます。


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と思ったら、


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まだまだ、


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おっぱいがほしいんですよねえ。


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ちゅぱ          ちゅぱ


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げぷ          ちゅぱ


2頭は2014年12月生まれ。Sizzel(メス)とTodz(オス)と名付けられたそうです。お母さんはOlinka。

http://www.diergaardeblijdorp.nl/en/2015/02/27/polar-bear-twins-now-playing-in-the-fresh-air/


その3へつづく。

フランクフルト動物園2・ほかにもいろいろ

[ Zoo Frankfurt has a lot of fascinating animals. Let's take a look at some of their interesting exhibits. ]

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美人さんビクーニャだ〜!
フランクフルト動物園のつづきです。


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Black howler (Alouatta caraya)
入口からすぐの展示は、クロホエザル。


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クロホエザルって言っても、黒いのはオスの成獣だけなんだそうです。そういうの困ると思う。


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Spectacled bear (Tremarctos ornatus)
ホエザルエリアの地表にはメガネグマが。お子が2頭!わーわーしています。


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そっちに行くもんね〜


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うぎゃ〜股裂きになったもんね〜!


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残念ながら2頭で楽しそうにわきゃわきゃしている肝心な場面が撮れてません。すいません絶対的に時間が足りなかった。


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そして、フランクフルト動物園といえば・・・


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ボルゴリヴァルト! 巨大な類人猿展示場です。

ボルゴリってのは、bo:ボノボ、or:オランウータン、gori:ゴリラ、ってことですね。ヴァルトはそのまま、森のこと。


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White-cheeked crested gibbon (Nomascus leucogenys)
ここではゴリラやオランやボノボは誰でも撮るんでしょうから、わたしはいちばん地味なホオジロテナガザルを撮ることにしました。


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リズミカルなテナガザルの動きです。


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ほおー、ほんとに頬が白いのね。


つぎ。隣のサル舎へ。

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Variegated spider monkey (Ateles belzebuth hybridus)
説明板には上のように表示されているんだけど、Ateles belzebuthだったらケナガクモザル(Long-haired Spider Monkey)、Ateles hybridusだったらBrown spider monkeyになります。どっちなんだ? ところでBrown spider monkeyをブラウンクモザルと訳すと、Black-headed Spider Monkey (Ateles fusciceps)のことになってしまうらしい。わけわからん。クモザルの分類は素人には超むずかしい。


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ところでこれを見て。クモザルたちが壁の穴に吸い込まれていきます。


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同じ穴を室内から見たところ。


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説明がありました。しっかりしたホーロー製の説明板に誇らしげに書かれています。曰く、

「夏と冬は、サルたちはプラスチック製のフラップによる装置(ニューフランクフルトシステム)を使って、外と中を行き来します。なので外の放飼場も見てね」

なーるほど。前回のコツメの展示と同じポリシー「外にいるか中にいるかは、動物の自由に任せる」が貫かれています。しっかりした室内展示場が作られているから、こういうことが主張できるわけだ。


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ま、このサル舎の室内展示場はちょっと古い感じだったけど。


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キリンさんこんにちは。


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ロープじゃまです。


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キリン室内展示場。壁や天井もキリン色で、おまけに床はアミメ模様w


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Klipspringer (Oreotragus oreotragus)
クリップスプリンガー!


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クリップスプリンガーのオスちゃん。ツノがかわゆい。というか全体的にラブリー。シカの形をしたハイラックスって感じ(意味不明)。


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Mhorr gazelle (Gazella dama mhorr)
モロッコダマガゼル。


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で、ボンゴです。ツノがかゆい。


以上、駆け足フランクフルト動物園でした。入口の動物学協会(ZGF)の建物がえらく立派でビビりましたが、裏口(?)の方は庶民的で安心です。それとタテガミオオカミいたんだけど、出てきたんだけどちゃんと撮れてないのが心残りであります。


次回は油壺のつづき、ヤングコツメの新居拝見!のまき。
お楽しみに。



ベルリンコツメとちびカバ

[ Continually, I'll show you some photos at Zoo Berlin too. They are Oriental small-clawed otter, Vicuña and Hippopotamus. ]

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ベルリン動物園のコツメカワウソ。


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カワウソ放飼場は細長いスペースで、見かけより複雑な水路を持っています。


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キュイー!


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ごろんごろん


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ん?


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これはこれは、きれいに並んでいただいて恐縮です。


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(うっかりセリフを入れたくなるのをガマンしてますw)


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!    !          zzz      ?


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ほんとにコツメの人相(獺相)っていろいろあって面白いですね。


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よほどここが気に入っているらしい。


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カワウソの泉!
銅像のカワウソがくわえた魚の口から水が出ます!


・・・


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誰かと目が合いました。


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ひょっとして?


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ビクーニャ!


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ビクーニャ会いたかった!


・・・


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さて、ベルリン動物園の目玉はいろいろありますが、わたしの一番見たかったのは、


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ここです。


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そりゃ来た! カバの屋内展示場。


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お客さんは熱心に何を撮ってるのかというと、


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カバですw 水中の。



なかなかこうは見えないでしょ、普通。

水量が多いから水が濁らないのかなあとも思うけど、その分カバもいっぱいいるので、やはりこれだけ水中が見えてるってのは、何かヒミツがあるのだろうか。


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しかし、広いよなあ。
ところで、さっきからエサ時間ってことで待機してるんだけど、どうも始まる様子がない。


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ありゃ! 外でエサもらってない?(この開口部で外と水路がつながっているのだ)


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な〜んだ、夏は外であげるんだったのか。


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ちびカバ発見。
んもう、何にでも仔がいるよなあベルリン動物園!


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左奥が屋内展示場。屋内と屋外をつなぐ水路の通し方がかっこいいと思う。

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
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みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


Das Otterhaus 【カワウソ舎】