Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

札幌市円山動物園 2310

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札幌円山動物園のコツメカワウソ、イヨカン!
昨年(2023年)10月の撮影です。またまた写真を寝かせてましてすいません


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起きました。お尻のハゲが特徴なのでイヨカンでしょう


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指しゃぶりショットしか撮れてないような気がする


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お、見たことある人が写ってるぞ
それにしても2頭とももうこんな歳か。そりゃこっちだって歳取るわけだ


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最近のカワウソ展示では、どこもこのように問題を告知する情報を出していただいて、本当にありがたく思っております


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サンは寝っぱなし。こんなとこで寝なくてもいいだろうと思うような場所で、こんな姿勢で寝なくていいだろうという姿勢で寝てます


・・・


さて、円山はかなり久しぶりなのですが、前回の記事↓は2015年でした

Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | 円山どうぶつ・オオカミ、それと熱帯動物館のこと

この時はかつての屋内展示場だった「熱帯動物館」がいよいよ最後だろうと思ってたわけです。ところが翌2016年に行ったとき(記事は上げてません)もまだ健在でした。新しいキリン館はすでにオープンしてましたが肝心のキリン(当時はマサイキリン)の移動が終わってなかった、という記憶があります。いろいろ大変だった、というか慎重を期したのでしょう

何でblogに上げてなかったのかと思ったら、スーパーカワウソレンズ(超望遠ズーム)を帯広のゾウ舎に降りる階段で落っことしてレンズが真っ二つ!になり、円山は広角だけで撮ってたからだった。うーん情けない記憶が蘇ってしまった


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で、あっという間にあれから7年経って立派なホッキョクグマ館ができていました


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リラが出てます。この時期はミドリグマです


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何で今までリラを撮ってないのかな?と思ってデータをひっくり返していたのですが、2015年は出産直後(リラは2014年12月生まれ)でホッキョクグマ舎には接近すらできなかった、ということなわけですが、よ〜く探したら2016年に撮ってるじゃない! 単にわたしが写真データに個体名タグを打つのをサボってたということがわかって何やってんだ自分


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すでに皆様ご存知の通り、ホッキョクグマ館は立体構造になっておりまして、


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リラ↑

水際のリラを下の階の水中トンネル内から見上げるとこうなります
え、分かりにくいですか?


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で、同じ視界にアザラシも入ってくるようになってます。もちろんホッキョクグマとアザラシが物理的に直接コンタクトできないようになってます

ん?この構造、前にもどっかで見ましたよ

Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | 円山カワウソ・はじめまして熱帯雨林♪

古い記事↑で恐縮ですが、2012年にコツメカワウソ展示が新設された時に、カワウソがアロワナと視覚的に混合展示になってました。水中で同じ視野に入るけど、物理的にはコンタクトできない異種混合展示ってことです。もう今はやめちゃってるようなんですが、それが大規模になってホッキョクグマ館で見られるようになった、と言えるのかも


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なかなかお金かかってます!


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上の階に戻って反対側を見ると、古いホッキョクグマ舎がまだ使われているのが見えます


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ララ母さん!
檻越しの写真はこの頃はblogに上げにくいので、今回はこれだけで失礼

・・・


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さて、2016年当時いろいろ苦労されてたキリン館の方も、さすがにもうすっかり馴染んでるみたいだったので、内部の写真は省略(キリンも外に出てたしね)


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さあ、ここで新しいゾウ舎を見ましょう♪


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こちらもたいそう立派な室内展示場ができてました


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そういう風に撮ってないのでのんびり〜な感じに見えますが、実はこの時期、子ゾウを見るために札幌市民の皆さんが大挙お集まりで、来場者エリア側は滞在時間制限ありの千客万来空間でした


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でもこれはもう、


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本当にこの時期しか見られませんから、


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頑張って見るしかないです!


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まだこれを食べ物とは認識してないでしょうね。元気にバリバリ踏み越えている姿がたまらん!


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というわけで、久しぶりの円山でした
しばらく2023年の記事を続けますね


世界カワウソの日@ズーラシア

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何年か前から、IOSFが毎年5月にWorld Otter Day(世界カワウソの日)をはじめたのですが、趣旨は分かるけど何でまた5月の第4水曜とかなんだ?と毎年首をひねっておりましたところ何となく定着してきたらしく、今年は日本でもいくつかの園館でイベントが行われております。もちろんイベント自体はとっても結構なことなので、しばらくご無沙汰のズーラシアに出かけてみました。


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ズーラシアでは5月27日(土)から31日(水)まで、公開フィーディングといつもよりちょっと詳しいカワウソのお話をされています。


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カワウソ展示場にはカワウソの総合的な紹介、これまでと現在の姿、日本の園館における飼育下繁殖の取り組みなど、パネル5枚にわたって解説されています。素晴らしい!


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午前中は昨年8月生まれのリュウ。もうすっかり大きくなってました。


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例の全面ヒビ割れ状態だったガラスが入れ換えられて、クリアな視界!


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リュウ、体は大きいですが、


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まだまだお子様なので、


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いちいちこちらに反応します。


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とういうわけで、お客さんに大人気でした。特に人間のお子様にはほぼ100パーセント、反応しますよ。


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水の中からおもちゃを運んで、


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わざわざそこに置いて、何で穴に入るかなあ。


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下の展示場にはモコ。昨年5月に安佐から移動してましたが、わたしはもう何年も前に安佐で会って以来でした。お元気そうで何より。


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つくづくユーラシアは、にょろりんっと長いのであった。



・・・



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11時30分からホッキョクグマのお食事。横浜で1年暮らしたらすっかり毛が薄くなってしまった!みたいなツヨシ。


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落ち着いた泳ぎっぷりは変わりありません。


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最後にサバが来るので喜んでおります。顔の毛が薄いけど元気よー。


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サバくわえて楽しそう。水から上がるとすっかりスリムになっているのがわかります。このくらい脂肪を落とさないと、横浜の夏は越せません。

下のリンクから、去年、冬の釧路から来てすぐの頃の毛の量と比較してみましょう(大きなお世話かも)。
Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | ズーラシアのツヨシ!



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12時からいよいよ世界カワウソの日☆スペシャルガイド! イベント要員としては、リュウに代わってジュウベエが登場。


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水中展示前は黒山の人だかりだったので、ジュウベエはこれだけ。ごめんね。


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下の展示場に移動してガイドが続きます。


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モコ様大活躍。


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すっかりドクダミの園ですね!


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うまいっす!


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ショップも、とってもカワウソ押し。
世界が少しずつカワウソ寄りに変化しているのだろうか?


ズーラシアのツヨシ!

[ Tsuyoshi the polar bear who I reported recently moved from Kushiro Zoo to Zoorasia Yokohama Zoological Gardens on Mar. 1. I went to Yokohama to meet her finally. ]

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ツヨシが釧路市動物園からズーラシアに移動してもう4週間。ようやく様子を見に行ってきた。


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お、前足を揃えてリラックス姿勢だな。


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1か月ぶり!
もうすっかりこっちに慣れた感じだ。


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さっそく元気にスタンディング。


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ジャンブイのいるバックが気になる。ときどきね。


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何か楽しそうw


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今日は気温も高めなので、せっせと泳ぐ方向でまずドボン。


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こっち見えてるか〜?


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すっかり茶色くなった。


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おっ!


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ごはんですね!


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さっきから、すごく表情が楽しそうだ。


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リンゴ行くよ!


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ホッキョクグマの口元はよく笑っているように見えるけど、この場合、目まで笑ってるように見える。


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サバもらった♪


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ふんふん。


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いやー、今日は実に気持ちよさそうだ!


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釧路でお気に入りだったハート型湯たんぽもいっしょに来てた♡


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そして、釧路では見られなかった水中シーン。


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これにはお客さんも釘付け状態。


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大歓声があがる。早くもニューアイドル誕生の予感。


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釧路パワー!

水中観察窓の横ではツヨシ写真展。

お客さんには「ツヨシなのにメスなんだってー」とウケまくっていたが、これってものすごく記憶に残りやすい話なので、横浜でのツヨシ知名度アップにとても貢献していると思う。


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というわけで、


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がんばりましょう!横浜で!


あ、次回はカワウソの予定。オッチー&ヒメ。

それにしてもこのブログ、いろいろ途中のままあちこちの話を書き散らしてるんだけど、どうしたもんだろう。エメンも途中のままだし、先月の北海道もまだ終わってない。また忙しい時期が来るので書く時間がない。困った。

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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 Floodgates

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キュイキュイ書房
カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス) [コミック]

こやまけいこ
芳文社
2014-10-16


酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り
旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
旭酒造


世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
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ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
カワウソ No.3320 [おもちゃ&ホビー]


フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
Schleich シュライヒ カワウソ
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かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
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空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
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ぼく、およげないの
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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Otter (Animal)
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Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)


カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))


The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother


椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海


ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)


河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅

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わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


Das Otterhaus 【カワウソ舎】