Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

円山どうぶつ・オオカミ、それと熱帯動物館のこと

[ Timber wolves at Sapporo Maruyama Zoo. I tried to identify the wolf father and his three sons. And Masai giraffes are in the snow. In the morning, during cleaning time, tropical animals go out and wait there a while. It also means that they can take a sunbath and a breath of fresh air at that time. ]

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札幌市円山動物園がつづきます。撮影は今年1月。


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オオカミたちは元気にしてるかな。


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ジェイ父ちゃん。イヌみたいに撮ってすいません。


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年々、毛が白くなってる?


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左のせがれ3匹と比べると、まだちょっと体が大きいようです。


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長男のルーク。


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左右の目の色が違うのとしっぽが短いので、いちばん見分けやすい。


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このふたつの特徴がなくとも、表情がいちばんゆるいため、やっぱり見分けやすい。


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ほっといて。


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で、問題はその弟たち。みごとにそっくりで、とっても見分けにくい。

去年までは識別をあきらめてましたが、新しい説明書きによると、ユウキ(左)は「目が薄い黄色」で、ショウ(右)は「目が濃いオレンジ」とあります。おお、これならわたしにも見分けられるぞ。


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あとショウ(右)の方が、毛がちょっと黒くて、目の下に逆さのまゆ毛みたいな部分がある。これで何とかなるか。

微妙な体の大きさの差(ショウの方が少し小さい)は現場ではわかりますが、写真になるとよくわからんので、どうしても部位の差を見つけ出す必要があります。


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ショウですね。


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ユウキですね。


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カラスとユウキ。父ちゃんとルークが仲よくゆるい系の顔なのに、どうしてショウとユウキは冗談通じないような顔なのか、不思議です。


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で、クマ方面へ移動。
ララさんが12月に出産したので、例によってこのエリアはロックアウトです。


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立入禁止は徐々に解禁されてまして、エゾヒグマ館には行けるようになってました。


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この巣穴に入ってるのをはじめて見た。


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さて、行くたびにこれが見納めか、と思って意外にしぶとく残っている熱帯動物館ですが、アフリカゾーンがいよいよ平成27年秋にはオープンしそうなので、ついに今回が見納めかも。


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朝いちのお掃除タイムには、みんな外に出されます。


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よっ! ヨダレ大将w


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雪の山とナナコさん。


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このコマにふさわしいセリフをどうぞ。


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このコマもセリフ募集中。


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熱帯動物館は内部の独特さ(円形に配置された大部屋の寝室)が見ものでしたが、実は外観もかなり特徴があります。しかしよく見ると壁面に保護ネットがかかっており、壁面の崩落があるのではないかと。凍結と解凍を繰り返す環境では、このような出入りの多い壁面処理はより劣化しやすいのでは。


熱帯動物館、現在の目で見ると十分な広さとは言えないものの、これだけ大きな空間をまとめて暖房する方式って、国内の動物園では他に類を見ない施設だったと思われます。

キリン・ペンギン・ニホンザル

[ Kumamoto City Zoological & Botanical Gardens opened its new Japanese macaque's exhibit last year. ]

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熊本市動植物園がつづきます。マサイキリンのリキ。


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キリンの頭上を、というか目先をモノレールが行きます。


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リキは人工哺育個体なのだそうです。たしかに人なつこい。


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接客に余念がないリキと、遠くでおしり向けてるランさん。


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リキはとにかく愛想がよくて、いろんなことを目の前でやってくれます。


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じー・・・


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もう1頭のメス、小春さんがそれをうしろから見てます。


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小春さん、なかなかの美リンですね!


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マリー(左)&エリ(右)。


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このおふたりも営業熱心。


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単にわたしの存在があやしいってか。


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前回訪ねたときは工事中だった、新ペンギンエリア。


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もちろん新時代のフンボルト展示なので、緑がいっぱいです。


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裏に回ると水中も見えます。


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隣はカピバラ。


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そしてその先に、2013年10月オープンの画期的な新ニホンザル展示があります。


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国内初のニホンザル生息環境展示ですが、ビューポイントが2か所ありまして、こちらは奥山エリア。


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ついに、日本のニホンザル展示が擬岩による「サル山」型を脱する日が来たんですねー。


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なんだか「サル山」で見るのとは、別の動物に見えます。


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この2枚はネット越しの撮影ですが、金網ではないのでレンズ通りはいいです。レンズ通り、って何だ?


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こちらが反対側のビューポイント、里山エリア。


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田んぼがあります。サルはここまでは出てこれません。


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サルよけの缶なども。こういった小道具を使って、実際の生息地の様子を表現する手法です。


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きわめつけはこれ。相良村(生息地。ここの群れはかつて相良村で捕獲されたのだそうな)の土地境界票とバス停。もらってきちゃったんですかね。

ナナスケ!

[ Maasai giraffe calf at Sapporo Maruyama Zoo. This one year old naughty boy is called Nanasuke. He is growing up healthily and quickly. I feel really happy to watch him. ]

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札幌市円山動物園のマサイキリン、ナナスケ。去年の6月生まれの1歳キリン!


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ツノ毛ぼわぼわ1歳キリン!


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となりはおとうさん


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ツノ毛が風になびくよ〜


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やっぱりぼわぼわ


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でも、たてがみはりっぱ!


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なのにツノ毛ぼわぼわ


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上からぼわぼわ


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全体的にぼわぼわ


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下の草も食べるよ


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ご〜りごり


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とてとて


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おかーさーん!(あーあ、たてがみもぼわぼわ)


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ナナコおかあさんと


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おっぱい!


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だーめ


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まって〜


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あ、見てた?


おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

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世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

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フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
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かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


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おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
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みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


Das Otterhaus 【カワウソ舎】