Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

ヘラブルン動物公園・その2

[ Continuing report of Tierpark Hellabrunn in Munich. They had Polar bear's new birth in December 2013. The eight months old twin bears looked healthy and moved actively. ]

150108_01
ミュンヘンのヘラブルン動物公園のつづきです。2013年12月うまれのホッキョクグマベビー。撮影時で8月齢ってことですね。


150108_03
なにしろこのときはブラジルのオオカワウソのことしか頭になかったので、完全にノーマーク、まるっきり予習してませんでした。何だかえらく人だかりがしておるわいと思ったら・・・


150108_02
かわゆいのがいるじゃないですか!

でも撮れんぞ〜この人出では。そういえば今日って日曜日だわ、たぶん。


150108_04
それでももちろん、無理にでも撮ってみますよ。


150108_05
とっとこ。


150108_06
ああ〜、ピント合ってない。


150108_07
あら、ふたごだった! お母ちゃんもいますね。当然かw


今となっては旧聞な話題ではありますが、いろいろリンク貼っときます。自分用に。

出生時の公式お知らせ(いきなり生まれたての写真が!)
Tierpark Hellabrunn: Newsanzeige: Eisbarin Giovanna im Zwillingsgluck

名前はネラとノビー
Tierpark Hellabrunn: Newsanzeige: Doppelte „Taufe“ der Eisbarchen

第1仔出産シーン動画(いきなりぽろりん!)
Eisbarengeburt in Hellabrunn -- Blitzgeburt des ersten Babys

第2仔出産シーン動画(おしりでつぶしそう!)
Eisbarengeburt in Hellabrunn -- Geburt des zweiten Babys



150108_08
これはネラなのかノビーなのかはわかりませんが、


150108_09
元気に育って、


150108_10
よかったね!


150108_11
ジョバンナ母さん、泳ぎっぱなし。


150108_12
あら、寝たの?


150108_13
寝ちゃいました。


150108_14
ホッキョクグマ展示の向かいはオタリア。


150108_15
ベビーオタリアが!


150108_16
こちらも人気者ですよ。



・・・


150108_17
人気者エリアを過ぎると、もうそれほど人混み感はありません。展示も園路もゆったりしているためでしょうか。


150108_18
望遠で見たら何かいたw
モロッコダマガゼルとあります。


150108_19
アジアゾウ舎が思いっきり工事中で残念。仮展示で見せ場がない感じのゾウさんです。本来はゾウ舎の周囲がどーんと広く、放飼場になっている模様。


150108_20
このエリアもまた木が多くてすばらしい。シマウマはハートマンヤマシマウマ。陰になってるのはエランド。ニアラもここにいたような。


150108_21
で、かなり離れた場所にニアラだけの別エリアがありました。


150108_22
繁殖エリアっぽいです。


150108_23
みんなで絶賛子育て中。


150108_24
さらなる繁殖のおさそい。


つづきます。

フランクフルト動物園2・ほかにもいろいろ

[ Zoo Frankfurt has a lot of fascinating animals. Let's take a look at some of their interesting exhibits. ]

141019_01
美人さんビクーニャだ〜!
フランクフルト動物園のつづきです。


141019_02
Black howler (Alouatta caraya)
入口からすぐの展示は、クロホエザル。


141019_03
クロホエザルって言っても、黒いのはオスの成獣だけなんだそうです。そういうの困ると思う。


141019_04
Spectacled bear (Tremarctos ornatus)
ホエザルエリアの地表にはメガネグマが。お子が2頭!わーわーしています。


141019_05
そっちに行くもんね〜


141019_06
うぎゃ〜股裂きになったもんね〜!


141019_07
残念ながら2頭で楽しそうにわきゃわきゃしている肝心な場面が撮れてません。すいません絶対的に時間が足りなかった。


141019_08
そして、フランクフルト動物園といえば・・・


141019_09
ボルゴリヴァルト! 巨大な類人猿展示場です。

ボルゴリってのは、bo:ボノボ、or:オランウータン、gori:ゴリラ、ってことですね。ヴァルトはそのまま、森のこと。


141019_10
White-cheeked crested gibbon (Nomascus leucogenys)
ここではゴリラやオランやボノボは誰でも撮るんでしょうから、わたしはいちばん地味なホオジロテナガザルを撮ることにしました。


141019_11
リズミカルなテナガザルの動きです。


141019_12
ほおー、ほんとに頬が白いのね。


つぎ。隣のサル舎へ。

141019_13
Variegated spider monkey (Ateles belzebuth hybridus)
説明板には上のように表示されているんだけど、Ateles belzebuthだったらケナガクモザル(Long-haired Spider Monkey)、Ateles hybridusだったらBrown spider monkeyになります。どっちなんだ? ところでBrown spider monkeyをブラウンクモザルと訳すと、Black-headed Spider Monkey (Ateles fusciceps)のことになってしまうらしい。わけわからん。クモザルの分類は素人には超むずかしい。


141019_14
ところでこれを見て。クモザルたちが壁の穴に吸い込まれていきます。


141019_16
同じ穴を室内から見たところ。


141019_15
説明がありました。しっかりしたホーロー製の説明板に誇らしげに書かれています。曰く、

「夏と冬は、サルたちはプラスチック製のフラップによる装置(ニューフランクフルトシステム)を使って、外と中を行き来します。なので外の放飼場も見てね」

なーるほど。前回のコツメの展示と同じポリシー「外にいるか中にいるかは、動物の自由に任せる」が貫かれています。しっかりした室内展示場が作られているから、こういうことが主張できるわけだ。


141019_17
ま、このサル舎の室内展示場はちょっと古い感じだったけど。


141019_18
キリンさんこんにちは。


141019_19
ロープじゃまです。


141019_20
キリン室内展示場。壁や天井もキリン色で、おまけに床はアミメ模様w


141019_21
Klipspringer (Oreotragus oreotragus)
クリップスプリンガー!


141019_22
クリップスプリンガーのオスちゃん。ツノがかわゆい。というか全体的にラブリー。シカの形をしたハイラックスって感じ(意味不明)。


141019_23
Mhorr gazelle (Gazella dama mhorr)
モロッコダマガゼル。


141019_24
で、ボンゴです。ツノがかゆい。


以上、駆け足フランクフルト動物園でした。入口の動物学協会(ZGF)の建物がえらく立派でビビりましたが、裏口(?)の方は庶民的で安心です。それとタテガミオオカミいたんだけど、出てきたんだけどちゃんと撮れてないのが心残りであります。


次回は油壺のつづき、ヤングコツメの新居拝見!のまき。
お楽しみに。



おやすみ前にこの一冊・・・
160px_kawauso_book
東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索
Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

 Biography + Bibliography
(展覧会と各種掲載リスト)


 Floodgates

 Twitter : otterhaus
 Facebook : otterhaus
 Tumblr : otterhaus
 Tumblr : otterhausanbau
 Flickr : Otterhaus

* 依然として記事の内容に無関係なスパム的書き込みが多いため、各記事に対する新規コメントは現在、受け付けておりません。ご連絡はFacebook、Twitterをご利用いただければ幸いです。


キュイキュイ書房
カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス) [コミック]

こやまけいこ
芳文社
2014-10-16


酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り
旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
旭酒造


世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
Otters of the World


ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
カワウソ No.3320 [おもちゃ&ホビー]


フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
Schleich シュライヒ カワウソ
Schleich シュライヒ カワウソ


かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)


かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)


かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
かわうそ3きょうだい (えほんひろば)


空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)


ぼく、およげないの
ぼく、およげないの


ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学


Otter (Animal)
Otter (Animal)


Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)


カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))


The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother


椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海


ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)


河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅

・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


Das Otterhaus 【カワウソ舎】