Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

釧路シロクマ・釧路キリン、あとオランとか

[ One more report of Kushiro Zoo. At present, they have three Polar bears. The mating season is coming but this pair doesn't seem to success. And the young bear named Milk has just moved here from Oga Aquarium. She is in sub enclosure to be trained to new environment now. And this giraffe is also a newcomer. ]

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釧路市動物園、1か月ほど前の撮影です。エゾジカどアップ。


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ユキオとツヨシ。ちょうど前日ぐらいから発情に入ったところ、らしいんだけど・・・


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ちょっとその前に、隣のサブ展示場に来ているミルクの様子を見てみましょう。


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クルミの娘で、1月に男鹿水族館から移動してきたばかりのミルクですが、予想より大きくなってました。


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移動直後の個体はあえて公開給餌(パクパクタイム)をやって、遊びと馴らしをするのだそうです。


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前足が出てますね。


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もう空っぽ。


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ちょいちょい。


そういえば昨年夏の、ミルクの男鹿時代の写真をまだアップしていませんでした。そのうち上げます。今さらだけど。




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で、ユキオとツヨシですが、


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どうもツヨシちゃんがまったくその気になってないようでした。こりゃダメかー。





さて、長らくキリンがいなかった釧路ズーですが、チャイルズエンジェルという「60〜70代を中心とした女性」のみなさまが募金活動(すんごい金額になった)を行い、それがきっかけとなって、お隣のおびひろ動物園からスカイが移動して、去年の10月から公開されているのはみなさんご存知と思います。

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おー、いるねえ!
フェンスの上が曲線なのは、キリン仕様?


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放飼場はちゃんと除雪されているので安心ですね。


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リボンの息子なのでツノ毛がぼわ〜、かと思ったらそうでもないな。


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バックが透けて見える扉も、キリン仕様でいいですね。


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キリンもよく雪を、


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食べるんだよねー。


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トナカイってなかなか撮りにくいような気がします。あまり顔を上げないからだろうか。


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エゾジカは飼育でも野生でも結構、カメラ目線。


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白いおしりのでっかいシカ。


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やっぱりワピチはかっこいいなあ。


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類人猿舎の室内展示を覗きましょうか。

中途半端に雪が解けてて歩きやすいように見えるかもしれませんが、基本的に雪のないところの半分ぐらいは凍結しております。


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ひなちゃん。さすがに2年ぶりだと大きくなったことがわかる、って当たり前だけど。


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で、ロリー母さんはふたたび子育て中でした。


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1月15日うまれ、おんなのこ。元気そうですね。名前はまだないのかな。


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北上川中流域の丘の上のキリン

[ Iwate Safari Park is the northernmost safari park in Japan. They have Giraffes, Tigers, Lions, Cheetahs and a lot of herbivorous animals. ]

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岩手サファリパークのアミメキリン。

え?岩手県にサファリパークなんてあったっけ?と思ったあなた。わたしもそう思ったのでいっしょです。

なにしろできたのがわずか5年前。そして場所がまた岩手県の超はじっこ、宮城県との県境付近という実に微妙な場所。

何でまたそんな場所に、と思ったので、とにかく行ってみることにしました。結論から書きますと、北上川中流域の環境抜群なエリアの、広々とした丘陵地という、絶好のロケーションでした。よくぞこんないい場所を見つけたもんだ!


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最近まではマイカーとバスを選べたようですが、今はバスのみになってます。それって動物がやんちゃな証拠ですな。


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こういう注意書きって、何かがあったから掲出されるんですよね。


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最初はベンガルトラ。この子はリラックスしてましたけど、他の子たちは何となく営業してました。まあ、お客さんがごはんくれるわけじゃないしね。


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最初の草食動物エリアのブラックバック。


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ボスのオスですね。ツノカバー付き。


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若いオスもいます。


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ムフロンあらわる。


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あ、いっぱいいました。


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チーターはやはり人気です。歓声が上がります。


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そして、アミメキリン!


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バスはおっちゃんのコテコテな解説付き。


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キリンに横付け。


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ちょうだいちょうだい!


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んぐんぐ


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ちょうだいってば〜


きみたち、ビスケットはそんなにいっぱい食べてはいけないよ。


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お、このベビーは?


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大きくなるとこうなります。アメリカバイソンのお子でした。


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たとえエランドといえども、この岩手の泥にまみれるとですね、まるで昔っからずっと岩手にいるような、実にいい風情になります。


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ヤクはさらに岩手の風土に似合ってる感じ。


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最後に巨大な草食動物エリア。ここにはもう、いろんなやつがごちゃまぜにいます。リャマでもピグミーゴートでもシカでもない、左にいるのはだれ?


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おおアメリカエルク、へえ〜って思いましたが、要するにワピチです。わらわらいるシカはアクシスジカ?ニホンジカも混じってる?ちょっと遠すぎてわからんかったです。バスも、もう巻きに入ってるし。

ところでここの地表がハゲハゲなのは、このひとたちがせっせと草を食べてしまったからだそうです。そりゃあ、草食獣がこれだけいたらあっという間に食っちまうだろうね。


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で、おしまいはサファリの王者、ライオン。


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ホワイトライオンとのことでしたが、言われてみると白っぽい。


サファリパークとしてどうなのよ、と言われるとまあいろいろあるわけですが、とにかく場所がいいので(わたしは北上川好き)、もう一度行って周辺ももうちょっと回ってみたいような気がもします。盛岡からも仙台からも遠い、というところが良くも悪くもここの特徴だよなあ。

  • Posted by jsato
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釧路カワウソ・カギツメと静寂

釧路市動物園が続きます。あんな寒いところの動物園、誰が真冬に行くか、とか思ってたのに。行ったらすっかり気に入ってしまったみたいです。

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視線の先はホッケですが、どう見ても一曲歌ってるようにしか見えません。後ろのカワウソ壁画もなんかかわいい。


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このラブラブっぷり。♡型に並んで、しかも肩まで抱いてますよ。


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またまたスタンディング! でもぜんぜん見飽きないよ。


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さて、カナダカワウソといったらカギツメですが、ご覧のとおり半透明できれいなものです。あんまり危険な香りがしないのですが、実際の性能は以前、盛岡で見せてもらいました。このツメで木登りなんかもしちゃうそうです。

カギツメつながりってことで、ちょっと他の動物も見てみましょうか。



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うはっ。こっちは危険な香りがします。


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このツメの持ち主といったら?


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ん、もしかして・・・


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そう、ヒグマです。北海道産なので、エゾヒグマー!


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この個体は耳の毛がもっふもふだ!



ヒグマたちはエゾクロテンのてんてんの隣に住んでいるのですが、どうも展示場の外でフリーダムに住んでいる連中もいるようです。

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ぜんぜんシャレになってないところが素晴らしい。





ところで冬の釧路市動物園は、とってもとっても静かです。園内放送でBGMがかかっているのですが、それでも静か。「騒音の底」がぐーっと低く、無音が深い感じ。だから自分のカメラのシャッター音が気になって気になって仕方がない。動物にごめんねって言いながら撮影してましたw。





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キタキツネ通行禁止。



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カワウソはどうしてるかな、と思ったら熟睡中。さらに別の動物に会いに行きましょう。



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うわ!でっけえシカ!


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ワピチです。そこいらにいるエゾジカの3倍ほどの体重があります。


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わたしを舐めてもおいしくないですよ。



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「ひゃっほぅ♪」
オランウータン1歳児、ひなちゃんです。


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「いぇい!」

当然のことながら、類人猿舎は暖房されています。ひなちゃんをひとりじめで観察しながら、暖を取ります。何とも贅沢なひととき。


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アムールトラのココア。釧路市動物園一の人気者です。表情に愛嬌があります。


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ってことで、ふたたびカワウソ舎リターン。観音様みたいにお立ちになってましたw


まだ続きますよ。

  • Posted by jsato
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おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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ぼく、およげないの
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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Otter (Animal)
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Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
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