新屋島水族館のコツメカワウソがつづくよ。

トロくん、目が覚めました。

めいちゃんにちゅっ。んなことやってていいのかw。

めいちゃんの落ち着きがなくなってきたよ。お食事タイムが近いのだ。
公開お食事タイムは日に3回(9:30、12:15、15:15)。1回100円で誰でもカワウソにお食事をあげられるので、お子様などに大人気。時間や内容は変わるかもしれないから、それを目当てに行くときはくれぐれもあらかじめ確認してから行ってほしい。

いまひとつ乗り気じゃないトロ。

キョロキョロなめい。

びゃーびゃーうるさいよ。

いまひとつ乗らないけど、一応ごはんが来る方向は気になるトロくん。

そら来た!

キーパーさんが、まずはじめにトロに直接食べさせておいて、

めいにはひしゃくであげて見せます。あげ方のお手本ですな。

さあ、こんな感じでやってみようかキッズたち。

キーパーさんがめいに食べさせている間に、キッズがひしゃくでトロに、というタイミングが成立する限り、実に平和なお食事タイムがつづく。

ひしゃくの中にはアジの切り身がちょびっとだけ。

トロがもたもたしていると、たちまち先に食べ終えためいが襲いかかってきます。こうなっちゃわないように、うまくキーパーさんとタイミングを合わせるのがポイント。また逆の場合は問題は起きない。トロは絶対に襲いかかったりしないからだw。

トロ、ちゃんと食べれてるか?

めいがあんまりうるさいときは、キーパーさんは後ろのアクリル桶にえさを放り込む。しかしめいはあっという間にゲットして「もっとくれ」とアピール。アクリル桶の縁で落ちそうで落ちない絶妙なバランス。美しい背中のカーブに誰もがぐっと来るひとコマ。

一方、食べるのに飽きたトロくんはロープで遊びはじめました。あんまりぐっと来ない背中のカーブ。
それにしてもこのひしゃく方式、単純きわまりないが実はとってもいいアイデアなのではないだろうか。手で直接にえさをやることを考えた場合、お客さんが噛まれるのを避けるためには、えさを下のカワウソに放り投げることしかできない。しかしひしゃくを使えば、間接的にではあるがカワウソと力学的に接触した感じが得られる。しかもひしゃくからえさをさぐって取り出す様子は、なかなか観察のしがいがある場面だ。
全国のカワウソ動物園・カワウソ水族館のキーパーのみなさん、この「屋島ひしゃく方式」を発展的にまねてみませんか?柄の長さをいろいろ変えたりねじったりして、来年のエンリッチメント大賞を狙ってみたりしてはいかがだろうか。
ん、これって別にエンリッチメントってわけじゃないなあ・・・
・・・

食った食った(め)。

別に不満はないけどね(ト)。

食後のくつろぎタイム。

下にトロくんがいるのに、まったく意に介さずにしっぽを乗っけます。

おーい、なにすんだよ。

トロくんは存在をアピールするんだけど、めいちゃんはまるで気にしてないw。何とこの後、向きを変えてトロくんの目の前でおトイレしてました(写真はあまりにあんまりなので載せないよ)。

あ、そうそう。お食事タイムの100円をカワウソに直接渡してしまうそそっかしいお客さんがいるようでした。
100円はカワウソにではなく、キーパーさんにお渡しください。