Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

かみねどうぶつ・7月のライオン

[ Let's have a break for the other animals. I'm also interested in Lion. A pair of them lives in HITACHI KAMINE ZOOLIGICAL GARDEN. And they have three cubs on Mar. 16, that is, only five days after the huge earthquake. ]

日立市かみね動物園で、震災の5日後に生まれたライオンのお子たちに会ったことを忘れていた。7月に撮ったので、7月のライオン、だ。意味なくてすまん。

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ウィル父ちゃん!


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バルミー母ちゃん!


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というわけです。つまりこの時点(2011年7月)で4月齢。


ちなみに去年の4月に会った、2009年10月に3頭生まれた子たち(すでに移動済み)の6月齢の様子はこちら。
Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | GWネコ科スペシャル♪


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おーい、キッズども!


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にゃ〜ん!


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微妙にというかとっくにカワイイ時期をはずしたかな、と思ったけどまだまだ十分イケてる。


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みんな同じ顔だよねぇ。どうやって識別するんだこれ。


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ちょっとこれはたまらん。たまらんけど、狙ったみたいなのであんまり撮りたくないようなアングル。


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前足とか後ろ足とかしっぽとか・・・


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基本的に、もうしっかりとしたライオンのお顔になっていた。


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かと思うとこんなプレイもしたりで、


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チビレオたまらん。


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ネコっぽいからかわいい、っていうのとちょっと違うんじゃないだろうか。大型ネコ科動物の魅力って、ネコっぽさに還元できない何か独特のものがある。追われる側の草食動物が、その造形における過剰性をボリュームをそぎ落とす方向へ発揮させるのに対し、肉食動物の側は骨や肉を重厚になる方向へ盛りつけて行くのだ。いや、単に手足太いよな、って言いたかっただけだ。

あと結構、耳の大きさとその動きがポイントになっているようだ。っていったい何のポイントか?



ウィル父ちゃんが出てきたよ。

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オチも大した動きもない5コママンガになってて申し訳ないのだけど、間違いなく最後は笑ってるように見える。ウィルのおかしさが遺憾なく発揮されている。お笑い系のライオンっていいなあ。

というか、メスのライオンはみんなシリアスだが、オスはみんなお笑い系なんじゃないだろうか。ライオンのたてがみって今までヨロイカブトに付ける装飾の類で、それによって武勇っぷりを演出するものだと思っていたが、実はそうじゃないのかもしれない。だいたい狩りをするのはメスの仕事だし。だからたてがみって、ウケ狙いのかぶりものとか、サンバダンサーの背中の羽根とか、そういうエンタテインメント方面の機能を持つアイテムと考えても別にライオンの不利益にはならない。そう仮定すると、ライオンの見え方って結構変わってくる。いや、絶対そう見るべきだなんて言ってるわけじゃないよ。単に従来型の動物の見方をしたくないだけ。



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とにかく、ウィルってほ〜っんと、いい表情してる。一度いっしょに飲みに行きたいぐらいだ。つまみはほらやっぱり、馬刺とかだろうか。


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たてがみが潮風になびくよ〜♪

  • Posted by jsato
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かみねカワウソ・あんずあんず〜♪

行くたびにどんどん立派になってる日立市かみね動物園。今回は1年以上、ご無沙汰してしまいました。

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あんずです。


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黒目がち、というかぜんぶ黒目w。


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今年2月にお母さんのコウメが亡くなり、その直後に何と姉妹のあやめまで、あとを追うように亡くなって、とうとう1頭になってしまいました。


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そんなに広くない放飼場ですが、さすがにあんずひとりだとちょっとさびしい感じがします。


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2頭が死んじゃった当時はさすがにしょげてたそうですが、今ではすっかり元気になりました。


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でもあいかわらず手しゃぶりは止めませんねー。


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なによー。


群れで暮らすコツメカワウソは、1頭で飼育するとどうしても運動量が減ってしまいます。そこで・・・

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これ。


キーパーさんが秘密兵器を作ってくれました!


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ものすごく興味を示します。その証拠に限界まで目を開いてます。めったに見れないあんずの白目。


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気になる気になる。

竹竿の先はピンポン玉なのですが、かじりつくと竹竿を回しても離れなくなるそうです。


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いっぱい運動しました。ちょっと休憩。


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6月で2歳になったねえ。カワウソ人生いろいろ大変だったけど、これから花が咲くよ。


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大きな葉っぱが飛んできました。この日は台風のせいでやたら風が強かった。


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これあたしのだからね。


だれも取らないよ。


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ほーら、いいでしょ!


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去年はかなりゲモってましたが、スリムになりましたよ。ある意味、お見合い写真。


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しっぽからもぎゅもぎゅ。
この日はなぜかお昼ごはん抜きだったので、夕方のごはんに気合いが入ります。


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必ず右手がちょっと曲がるんですよね。


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いろいろうるさいわよ。

  • Posted by jsato
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GWネコ科スペシャル♪

大型連休中は動物園・水族館はお客さんであふれますが、ブログは逆に見てくれるお客さんが減ります。そこで、いつもならあり得ないようなコンテンツを出してもいいかな〜と思っていたところ、ネコ科は撮らないのかというコメントをカシワヤさんからいただきました。考えてみると、撮ってるけど出してない動物がいろいろいます。そこで今日はGWスペシャルってことで、ネコ科動物だけのエントリにしてみます。


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トラもおだてりゃ木に登る〜♪


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ネコ科に限って撮影データをずっと見てみたのですが、わたしの場合、トラは写真にならないことがわかりました。どう撮ってもガードが堅いというか、トラらしく威厳が保たれてしまいます。おそらくかっこいい顔の模様のせいだと思います。裏から撮るとこんなぼわんとしたシーンも撮れるんですが、正面からは難しい。それはそうと、この耳裏の白い毛が好き♪


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チーターなんかも、全身撮るとかっこよすぎてちょっと気後れします(何で人間のわたしがいちいち気後れしなければならんのか!)。この写真もキリっとしててほとんど負けそうですが、唯一、クチのまわりのモフ感がゆるいので載せてみました。以上3枚は姫路セントラルパークのみなさん。



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旭山動物園のクロヒョウ。うーん、クロヒョウもちょっと気後れしますね。よーく見ると独特のユルさがあるんだけど、まず真っ黒という色自体がど迫力だ。強すぎ。



そしてなんと意外なことに、わたしがいちばん撮ってるのはライオンでした!
(自分でもびっくり)


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かみね動物園のウィル父ちゃん。


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バルミー母ちゃん。


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2009年10月生まれのこどもたち。6月齢ちょいの頃のカールとミミーとネイミー(カ+ミ+ネ)。今年3月にまた生まれましたが、その兄姉たちです。


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(これがカワウソなら、ぜったいにここでアホなセリフ書く)


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「父ちゃんすごいね〜」  「すごくないの」   「ふぁぁぁぁぁっ」 (←やっぱり書いてる)



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ふたたび旭山。ライオンって百獣の王とか言われているけど、表情は決して険しい一方じゃないです。かなり柔らかさを含んでいる。強いからやさしい、の典型みたいなところがよろしい。


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実は雪上ライオン。百獣の王は寒さにも強いのだぁ。



そしてライオンがかっこいい場所といえば、天王寺動物園のアフリカサバンナ肉食ゾーン!



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うふっ。


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ふぇ。


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ふぃぃ。


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あんぐぅあぁぁぁ。


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あぁぁぁ。


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ぁぁぁぁぁぁぁ・・・


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っふぅん。


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「おおこわ〜」

  • Posted by jsato
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おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

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旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
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世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

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ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
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フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
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かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
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ぼく、およげないの
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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Otter (Animal)
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Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


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ドボク・サミット
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みんなで作ったドボク本



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