Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

盛岡カワウソ・2019年秋

201123_01
前回お約束の、昨年(2019年)の盛岡市動物公園のカナダカワウソです。まだ日本が秋のうちに写真を出せてよかった。これはカエデちゃん。


201123_02
今年もそうでしたが、去年も快晴で、写真撮影的にはコントラスト地獄です。つまり暗いところは潰れるし明るいところはすっ飛ぶし、で。この写真は元データを相当いじってごくごく普通に見せております。こういうのをがんばってゼロになる仕事っていうんでしょう。


201123_04
去年(2019年)も見事な紅葉っぷり!
もうほんっと、映えっ映えですよね。カエデちゃんonカエデ&モミジ。


201123_03
毎度お世話になっております。なかよしガイドをお願いしております関係で、こんな変な時間に美味しいものが出てまいりますのよ。本日、神の手から授けられるのは銀鮭と鳥の胸肉。ではまずリッキーから。


201123_05
カエデちゃんもトリ食べたいぞ。


201123_06
噛み付いた瞬間の、ぶにゃっとした顔がたまらん。


201123_07
近年のカエデちゃんはちょっと貫禄がありますが、それでも木登りは可能です。えらいね。

後ろに秘密兵器(自動給餌器)が見えます。設定した時間になると天から生ドジョウが降ってくるあれです。ドジョウはもちろん、あの熱烈なカエデファンの方からのご寄贈です。ありがとうございますありがとうございます!


201123_08
リッキー咀嚼中。


201123_09
にちゃにちゃ・・・


201123_10
ごっくん。


201123_11
あががががががが




・・・




201123_12
カエデちゃんも食べてますね。6コマ前の表情を上から見るとこうなるんかな。しかしこれほど見る角度によって表情の変わる動物って他にいないんじゃないだろうか。


201123_14
食間の映え映えショット。


201123_13
カエデちゃんはフィーダー名人!


201123_15
リッキーはそうでもない。


201123_16
映えついでに、迫るリッキーを水中に沈めるカエデちゃん。


201123_17
え、なんですの?


201123_18
串焼きというか、アメリカンドッグというか。


201123_19
ふんふん。


201123_20
水上を移動する映え要素。


201123_21
無事にドジョウも降ってきました。


201123_22
ってことで今日の仕事も無事終わったし♡(まだ昼の12時なんですけど)。



・・・



201123_24
というわけで午後になりました。
手前の黄色いランプは秘密兵器の動作確認灯らしい。


201123_23
ごそごそカエデちゃん。


スーパーアイドルはこのまま昼寝してしまったので、この後はリッキーが単独営業します。



201123_25
あ、どうも。


201123_26
お、何か来た!


201123_27
食べていいの?


201123_29
広報活動っすかー!


201123_30
あら?もう帰るの?


201123_28
また来てね〜♪


というわけで、実はリッキーの方がいっぱい撮らせてくれるので、全体的にカエデちゃんショットが不足気味でしたすいません。


さて、ご存知の通り盛岡市動物公園は来月(2020年12月)からリニューアル工事に入ります。1年半後の再会を楽しみにしてま〜す!


盛岡カワウソ・2020年秋

201104_01
な〜んと1年半、ブログを更新してませんでした。ご無沙汰してます。秋といえば盛岡市動物公園でして、盛岡で秋といえば紅葉でカエデちゃんですが、このどアップ写真はリッキーです。


201104_02
左目のケガから復活して元気になったようです。よかったね♡


201104_03
日頃の行いが功を奏して絶好の晴天です。誰も入ってないのでプールの水面が水鏡だわー。


201104_04
おーい!リッキー!


201104_05
せっかく朝寝してたのに・・・


201104_06
ん?


201104_07
なぜかこんな時間に馬肉がw

例によって「なかよしガイド」をお願いしてありまして、いきなりですが馬肉の給餌からはじまります。


201104_08
見ての通りめちゃくちゃに晴天なので、コントラストの高くなる難しい光線状態ですが、馬肉でうまいところに誘導してもらえました。リッキーの鼻の特徴がよくわかります。

しかも今回はレンズが単焦点でマニュアルフォーカス。基本的にそんな古代の装備で動くカワウソが撮れるはずがありません。それでも無理やり撮る!


201104_09
ああー、食べるときにちょっと前に出るので、置いたピントがずれますね。


201104_10
今度はピンばっちりだー。リッキーのケガした左目は完全には開かない感じです。


リッキーの写真ばっかりですが、実はここまでカエデちゃん、寝てました。スーパーアイドルは馬刺しなどには興味ないのかもしれない。



201104_11
でも生きた魚が出ると、もちろん参戦します。柄から一見ヤマメに見えますが、マス(ニジマス?)の稚魚とのことです。


201104_12
寝起きですが、すかさず活きマスを漁るカエデちゃん。ちなみに「漁る」は「すなどる」と読みます。ネコ科好きの方はみんな知ってる豆知識。


201104_13
続いて活きドジョウ!例によって例のごとく熱烈なファンの方から、ドジョウのご寄付があるのですが、このような機会に活用させていただいております。ありがとうございますありがとうございます(←誰が誰に感謝しているのかよくわからない、関係の錯綜した文章)


201104_14
毎度、ドジョウにしておくにはもったいない巨大ドジョウですね。今回は光線の関係で小プールに投入していただきました。


最後にサイコロ型フィーダー(マスの切り身いっぱい入り)を投入、フィーダーからおいしいものを出すのが得意なカエデちゃんがずっと遊んでおりました。


・・・



201104_15
ここから午後です。


201104_16
基本的にリッキー(下)がゴロゴロしていると、カエデちゃん(上)が寄ってきてすりすりする関係です。


201104_17
家にカエデちゃんの茶髪時代の大型ポスターが貼ってあるので、カエデちゃんといえば明るい茶色のイメージがあるのですが、現在のカエデちゃんはかなり暗い焦げ茶色ですね。リッキーの方が明るい。


201104_18
のどからお腹の毛はカエデちゃんの方が白い。あとカエデちゃんの方が太い。


201104_19
でもカワウソの毛の色は光の加減で違って見えるので、固定識別は総合的な判断が必要。カナダカワウソの場合、やはり決定的なのは鼻の形だと思う。


201104_21
いい感じのふたり・・・


201104_20
しっぽタッチ!!!


・・・


201104_22
誘いに乗らないリッキーに飽きたカエデちゃんは、環境整備をはじめました。せっかく映える場所に設置していただいていた紅葉を、放飼場中引き回しするわ水漬けするわ寝床に持ち込むわ。


201104_23
この最後の2枚だけコンデジでAFです。オートフォーカスってつくづく偉大だと思った。


201104_24
紅葉の枝はすっかりなくなってしまいましたが、葉っぱが散っていい感じになってるかも。


というわけで、今回もなかよしガイドのご対応ありがとうございました!

実は去年(2019年)もこの時期に行ってるので、追ってブログに上げようと思っております。去年はいつものスーパーカワウソレンズ(50-500mm)で撮ってるので、お楽しみにお待ちいただければ幸いです。


秋のカエデスペシャル♡その3

171031_01
ハッピーハロウィン!なカエデさん。日本のカナダ、盛岡市動物公園からお送りしております。


171031_02
「飼育係となかよしガイド」は1時間で終わりですが、カエデさんはまだ何か出ると思っているようです。


171031_03
ほーらね まだなんかある


171031_04
いつも食べてる切り身ですが、今日は空を飛んで着水します。


171031_05
もっとちょうだい


171031_06
ツメがあるのに器用に前肢でキャッチしていますね。


171031_07
今日の切り身はなにしろ特別仕様なので、空を飛ぶだけではありません。


171031_08
何と、ハロウィンかぼちゃにも入り込むのであった。


171031_09
切り身を退治しようとして、逆にかぼちゃおばけにかじられてしまっているカエデさん。


171031_10
切り身は難なく退治されました。


171031_11
でもね、切り身は無限に出てくるわけではないのよ。


171031_12
あーあ、首突っ込んじゃったw

ここでそのまま立ち上がってくれたりすると大ウケですが、カエデさんはそこまでアホなまねはいたしません。


171031_13
かぼちゃはブイにもなりますね。


171031_14
おお!さっきのヤマメがまだ1匹、残ってたようです!
カエデさん、生きた魚と格闘しているときは目の開き方がまるで違う。


171031_15
これが普通の開き具合。


171031_16
これも普通の開き具合。
あんまり変わんないですかね?


171031_17
今日も新しい楓の枝をプレゼントしてもらってました。特にブログ映えを狙ったわけではないとは思いますが、結果的にかなりブログ映えしてますw


171031_18
この「なによー」な表情、いいと思いませんか?


171031_19
今日はいろいろ遊んでいただきました(どっちが?)。


171031_20
お疲れさまでした〜♪

盛岡市動物公園のみなさん、熱烈なカエデファンのみなさん、ありがとうございました。

冬の雪カエデや、夏毛カエデもいいですが、秋の楓&かぼちゃカエデもなかなかよいですな。あ、春のカエデはまだ見たことがありません。次の課題とします。


おやすみ前にこの一冊・・・
160px_kawauso_book
東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索
Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

 Biography + Bibliography
(展覧会と各種掲載リスト)


 Floodgates

 Twitter : otterhaus
 Facebook : otterhaus
 Tumblr : otterhaus
 Tumblr : otterhausanbau
 Flickr : Otterhaus

* 依然として記事の内容に無関係なスパム的書き込みが多いため、各記事に対する新規コメントは現在、受け付けておりません。ご連絡はFacebook、Twitterをご利用いただければ幸いです。


キュイキュイ書房
カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス) [コミック]

こやまけいこ
芳文社
2014-10-16


酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り
旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
旭酒造


世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
Otters of the World


ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
カワウソ No.3320 [おもちゃ&ホビー]


フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
Schleich シュライヒ カワウソ
Schleich シュライヒ カワウソ


かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)


かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)


かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
かわうそ3きょうだい (えほんひろば)


空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)


ぼく、およげないの
ぼく、およげないの


ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学


Otter (Animal)
Otter (Animal)


Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)


カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))


The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother


椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海


ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)


河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅

・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


Das Otterhaus 【カワウソ舎】