Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

釧路カワウソ・2022年3月

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釧路市動物園のカナダカワウソ、チャッピー。

昨秋(2021年10月)に盛岡市動物公園から釧路に帰ったリッキーの顔を見てやろう!と思っていたのだけど・・・かないませんでした。


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「2021年12月のどうぶつえん日記」には2頭でいつものようにホッケを食べる姿があったので、あんた2年半もどこほっつき歩いてたのよ!的な修羅場な展開にはならなかったのか、あるいはひと噛みされた後で、許してもらえたのか・・・このあたりはただ想像するだけでしょう。

16才なので、カワウソとしてはもう十分に高齢域だったのだなあと思うわけですが、考えてみると2頭を初めて撮らせてもらったのが5才ぐらいで、そろそろ繁殖いけるんじゃないすかねー、なんて話を当時の担当さんとさせていただいたものでした。うーん、いろいろと懐かしすぎる11年前。

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で、チャッピーは引きこもり気味なのかな、と思ったら、


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もちろんそんなことはなく、泳ぎに出て来ました。そういえばこのスロープ、いつからあるんだろ?


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じゃばじゃば。
プール掃除直後だったので、今日はまだ水位が上がってません。


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あたしはラッコ


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5分ほどで寒中水泳を終えて、


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寝室に引き上げます。


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おくつろぎ中すいません。


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なに?


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むぎゅ



・・・



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シマエナガ。最近やたらとグッズを見かけますけど。


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コハク。昔ゾウ舎だったところに移動したんですね。


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例によって午前がミルク様。


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午後キロル。


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ってことでカワウソに戻ります。ちょっと雪が降ってきたかな。


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プールまだ浅いんだけど〜!


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チャッピー、すっかり貫禄が出てきました。


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いい表情です!


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でもたまには目を開けてね♡


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うーん。開きませんねえ。


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にょろ〜ん


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ひょいっと。
以前だと、この後でスタンディングや木登りアクションになったわけですが・・・それももう昔の話ですね。


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お、最後にお目目ぱっちりいただきました!


釧路キリン

[ Reticulated giraffes and some other animals at Kushiro Zoo. These photos were taken in last month. ]

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釧路市動物園のつづきなのだが、うっかり書くのをサボっていたら、あっという間に1か月前の話になってしまった。まずい。


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ちょっと外れた位置にあるキリン放飼場。立派な室内観覧席付きがありがたい。


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前回はスカイが帯広から移動したちょっと後だったと思うが、そういえばその後すぐにメスが羽村から来たのだった。忘れてたごめん。


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コハネ。
ちょうど羽村に行った時の直前にこの子が生まれてて、そのため親キリンごと見られなかったことを思い出した。特に意味はないが。


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なかなか美人さんだわ。左目の下にハートマーク♡


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一方、2年ぶりのスカイは雰囲気が大人びていた(あたりまえ)。


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背が伸びてる(あたりまえ)。


比較用。2年前。
Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | 釧路シロクマ・釧路キリン、あとオランとか


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なかなか、


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いい感じの2頭である。


・・・


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ワピチがだんだん減って、代わりにエゾシカになりつつあってちょっと寂しい。まあシカ的にはお互い仲良くやっているみたいだが。


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釧路のトナカイは通り道みたいなところにいるので、腰を据えて撮ったことがないなそういえば。


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エゾクロテンのてんてんも相変わらずここにいた。


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いいモフっぷりなエゾフクロウ


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チャッピー、あんたは鳥かい。


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ブルースカイなスカイ。


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同い年カップルということで、とにかくがんばってください。


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おお、なかなか期待が持てるぞ。


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もちろんそんなはずもないが、表情は「やべ、降りられないっ!」

ミルクとツヨシ、その2

[ Second day at Kushiro Zoo. Same as yesterday, Milk was exhibited in the morning and Tsuyoshi appeared afternoon. Look at amazing behavior of Milk! ]

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2月下旬の釧路市動物園、ミルクとツヨシの続き。表紙↑はツヨシ。


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まずは午前中のミルクの様子を。
今日は新しいおもちゃとして、ホースが投入されていた!


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おかげではじめて接する物体に対し、ミルクがどのように反応していくのかを観察することができた。


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その新しい存在をどうやって激しくプールに叩き込むか、という意図がベースにあり、様々な行動が発現していくように見えて興味深い。


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端部の匂いを嗅いでいる?


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壁にぶつけて跳ね返らせてみる。


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水中に沈めたあとで振り回すと、端部から水が吹き出すことに気づく。


そしてこのあとがすごかった。

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プールの縁にホースを4分の1ほど飛び出すように置いた状態で、それを前脚でタッチして跳ね飛ばしつつ・・・


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自分はプールにダイブする。
視線の先に注目。あくまでホースの動きに関心があるようなのだ。


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これを何度も繰り返す。


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いかにホースを派手に跳ね飛ばすか、ということが問題なのだ。


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だいたい納得したのか、ホースなしのノーマルなダイブも繰り返して、


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揚々と引き上げるミルク。

とんでもないクマである。いっぱい飛んでたけど。




・・・



さて午後1時、ツヨシに展示交代。

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今日は実にいい天気。


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でも今日はお客さん少ない。一昨日いっぱいいた遠征の人が、ぜんぜんいなかった。曜日の関係であろうか。


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この角度だと、ツヨシの頭の毛の分け目がよくわかる。


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この壁の部分の凍り方で気温がわかるようだ。つまり今日は一昨日より気温が低い。


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やがて余裕のスタンディング。腕組みしているように見える。


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スタンディング中は人っぽいが、直立姿勢が崩れるときにホッキョクグマの体型(特に首の長さ)がよくわかる。


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場の確認が終わると、安心してくつろぎ姿勢に。


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魚食べるのホースで遊ぶのどっちなの!

ツヨシの欲張りが遺憾なく発揮されるパクパクタイムであった。


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でもやっぱり、リンゴは行儀よくいただきます。


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昼寝には最高の天気だ!


その後、ツヨシは無事にズーラシアに移動、3月19日から一般公開の予定で、順調に慣れているらしい。よかったよかった。この調子で、繁殖よろしくお願いします。

ズーラシアでは、イベントてんこ盛り。
よこはま動物園ズーラシア | イベント welcome 「ツヨシ」!!


おまけ。

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隣のミルクはトマト好き!


おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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・・・
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