
カワウソの基本ポーズですが、意外と撮れない。視線の先にはアジが。

のび〜。

舌なめずり、というのはこういう状態を言います。

このとき、とっても重要なことを発見しました。
チロルとドナウを生で見たことのある人は、大きさが違うのですぐに見分けられる、ってことがわかると思います。しかし写真に撮ってしまうと、あとで見てどっちがどっちかわからなくなることがあります。そんな場合の決定的な見分け方をずっと探していたのですが、ようやく見つけました。顔がぜんぜん違うからわかる、というのは説明になっていないので、定量的というか明示的というか、そういうレベルの区別ポイントがあった方がいいのです。

下あごの先端を見てください。チロルはここが真っ黒です。
ドナウは次回、お見せしますが、この部分が真っ白(というかピンク)なんですよ。何でこんな明確な区別ポイントに今まで気付かなかったのか。

「ふっふっふ。区別してみなっ」
残念でした。この角度だと目つきでわかるのよ。チロルはまぶたが重い、というか目が奥。
・・・

チロルがフェンス際の木の洞で寝ていると、ドナウが侵入してきました。こういう場合、さっきの区別ポイントが使えます。そう、下あごの先が黒い左側の個体がチロルです。

ピギャギャギャギャーみたいな声を出してちょっとケンカっぽくなってます。
先週も書きましたが、上野に来て以来、日がたつにつれて、2頭がいっしょにいる時間がどんどん長くなっているような気がします。

ドナウを追い出して昼寝を続けるチロル。ここまで無防備な寝方は初めて見ました。いつもはほとんどおなかを見せません。

この日は暑くて、しょっちゅうプールに入ってました。こんな感じで、定番ポイントでプカプカしながら、うとうとしたり。

しかし、起きると妙に精悍なチロル。

水中でじゃれじゃれしています。手前は水中ドナウ。

「お魚ください」
ヒョウっぽい雰囲気。

「え?そっちですか?」
こうやってキーパーさんが飛び出せ水槽の入口までおびき出しますが、チロルはなかなか行ってくれません。

サービスショット。お客さんがキャーキャー言っても逃げませんよ。

キーパーさんがドナウを探している間に、えさバケツを覗いています。実にイタチ科らしいシルエット。気温が高いと体が伸びるのだろうか。

いいツメっぷりです。

下あご先端の黒さがよくわかりますね。
次回はドナウ。