Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

やっぱりのいちのカワウソ展示はすごいと思う・その2

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水のキライなはずのメコンさん、水を飛ばして何やってんでしょう。

高知県立のいち動物公園のカワウソのつづきです。


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園内野鳥シリーズ。冬にも出るんだけど、何となく春っぽい色のメジロ。


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アザミのプカプカ泳ぎ。


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なにやってんの?          よっ! はっ!


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ちょっと昼寝します。


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コツメは日によって展示が交代しますが、今日はメナムとメコンの日。


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ぽつね〜ん。


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メコンさんの定常ポーズ。


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そこにメナムが加わる。実にほほましいコツメ老夫婦の図。


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ふたたび園内野鳥シリーズ。アオジもいました。


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海鳥!じゃなくてフンボルトペンギン。あ、別に海鳥でいいのか広い意味で。


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12月生まれの若様も元気に泳いでいました。でもまだ上陸がへたくそ。


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アザミにフォーカス。


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アカネにフォーカス。


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お腹が空いてお昼が待ちきれない老夫婦。


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お腹が空いてお昼が待ちきれないクラとっつあん。


上から撮ると単なる腹の減った情けないツメナシカワウソですが・・・

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同じ場面でもこんな風に真横から撮ると妙にかっこいい。


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というわけで今日も13時30分になりました。カワウソのお食事タイム(解説付き給餌)は何と毎日開催、素晴らしい!

あ、左のスタンディングカワウソは脱出個体ではなくて、等身大フィギュアです。一瞬びっくりしますけど。


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擬岩破壊工作中のアカネさん。そこ壊さないでください。


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ほんとなら午後は寝室で昼寝のはずなのに、ララ母さん出たくないとかで仕方なくまた出されてしまったとっつあん。これではまるで奥さんに締め出しくらった夫である。


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入れとくれよ〜


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気になる気になる。


というわけで、毎度オチのない展開ですいません。

のいちのカワウソ展示って、ちょっと面積的にコンパクトではあるものの、うまくすれば世界一を目指せる位置にあるんじゃないかなあ、などと考えております。それぞれの種の生息環境の違いをメリハリをつけて表現できれば、絶対にもっと面白くなります。のいちカワウソのこれからに期待してます。





やっぱりのいちのカワウソ展示はすごいと思う・その1

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ふたたび間の空いた更新になりました。2か月半です。前回の3か月よりは多少マシです。

というわけで今週、高知県立のいち動物公園へ出かけました。このブログの前回ののいちは何と2013年の9月。軽く3年半ぶりですのね。


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3年半ぶりののいちカワウソですが、あんまり変わってないように見えます。

あっさりと「3種類のカワウソたちが暮らしているよ」と書かれていますが、このように3種類を同じ場所で比較観察できる展示なんて日本ではここだけですし、世界でもわたしが知る限りでは他に例を知りません。

もし、あったとしてもたぶんこの組み合わせ(ユーラシア+コツメ+ツメナシ)ではないと思う。ということは、この展示はやはり世界的に見ても希少なのであって、このことをもう一度、しっかり認識しておきたいと思ったのであった。



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さてさて、大きな変化といったらこれですね。

なぜか女子ばっかり生まれてたチロル+ドナウペアの2腹目、4姉妹の半分がのいちに来ていたのでした。

ちなみに4姉妹の残り半分は新潟で活躍中。
Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | 新潟カワウソ・展示替え大作戦、その2



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「口元ぷっくり」と紹介されているアカネさん。


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いきなりカメラ目線でアピールしてきますね!って思いっきり警戒されているだけですか。


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このカメラを意識してない方が「口元すっきり」のアザミさん。このアングルで撮ったらどのユーラシアも口元すっきりに見えますねすいません。


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要するに話題の中心はこの2頭の個体識別になるわけですが、アザミの方はご覧の通りムギュの塗り分け(正しく言うと吻部の毛の色の分かれ目)がはっきりしています。

一方のアカネの方は、塗り分けがあいまいで、ムギュの上から下アゴまで同じような明るい茶色の毛が続いている感じですね。1枚目の写真をご覧ください。左がアカネで右がアザミです。

個体識別の話はまた次回にも書くとして。



・・・



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コツメです。この日の営業担当はハル+メメ。3年半ぶりに見るとちょっと落ち着いてきた感じがする。


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メメさんなぜか土木作業中。


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そして、もう一つの大きな変化はこれか。引っ越し先の若様へはまだご挨拶に行ってないので、近々うかがわねば。


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クラとっつあん。


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とっつあんもすっかり丸くなられましたなあ。



・・・



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いきなり意味なしにユーラシアのどアップ。

ここで問題です。この子はだれでしょう?(答えはこの記事の最後)



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ツメナシに戻ります。午後はララ母さんが出ます。


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息子が独立してさびしくなりましたが、まだ若いのでもう何頭かお願いしたいところでもあります。



・・・



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あっち行ったりこっち行ったりで申し訳ないのですが、実際の撮影がこうなので仕方ないです。時間的に余裕があればしっかり編集してお出しするところですが、今回はもう撮った順で流しておりますのでこういうことになります。

姉妹が寝てますが、これは見事にわかりやすいですね。上がアザミで下がアカネです、って答え書いちまった。



みんな寝たので園内ひとまわり。




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父と子。キュウタロウ、2016年9月10日生まれ。


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こちらは2017年1月26日生まれのベリーさん。


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母と娘。


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ところで最近、ちゃんと鳥見をするようになったので鳥が目に入るのですが、実は動物園って野鳥の出がいいです。野鳥から見れば、動物園なんて年中無休の食べ放題バイキングみたいなものです。というわけで、軽く園内を一回りしただけでこんなに撮れました。これはエナガ。


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シロハラ。


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ジョウビタキのオスです。

うん、実に動物園は鳥見の穴場だw


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夕方まったりのララ母さん。


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夕方まったりのハル先生。



というわけで、その2へ続きます。

あ、識別クイズの答えは「アザミ」です。簡単すぎた?

夏のいち、その2・カワウソとペンギンとブチハイエナと

[ Continuing report of Noichi Zoological Park of Kochi Prefecture. Enjoy otter's and penguin's feeding time. ]

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高知県立のいち動物公園のつづきです。のび出しメコンさん。


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ツメナシゾーンは、ララとソラ親子に交代しています。でかい体でのたのたしているとこが、これまたツメナシの魅力ですな。


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常に動き回っているメメちゃんも、ごはん前は止まっておりますw


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ハルスタンディング。


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メメスタンディング。


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ごはん来たかな〜?


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来ました!
メコンメナムゾーンからお食事タイム開始。


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ハル、ひとりじめかい!


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味わって食べます(というように見えます)。


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ララとソラはもう一瞬では区別できませんね。


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ワカサギ〜


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お食事タイムが終われば、あとは昼寝じゃ。




・・・




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まだまだ暑いので、せめて目から涼しく。
フンボルトペンギンいってみましょ。


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スプリンクラーうらやましいぞ。


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すずし〜の


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ペンギンごはん。


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給餌カウント用の専用そろばんが面白いです。




・・・




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ブッチー父さん。


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走るよ〜


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水浴びるよ〜


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どう見ても露天風呂だな。


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そして水辺のワオキツネザル。見た目はちょっと涼しげですが、これ撮ってる場所はやたらと蚊が多くてたいへん。


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あ、ペアトンボ! どこどこ?



というわけで、特にヤマもオチもない記事でしたが、すてきなのいちの夏の日でした。

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またね〜!

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

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フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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ぼく、およげないの
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


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おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
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みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


Das Otterhaus 【カワウソ舎】